1.リスティング・SNS広告の運用代行

広告運用を行うには大きく分けて「①広告出稿のための設定・準備」「②広告出稿後の運用」この2点が必要になります。

WITH PLACEでは広告出稿のための準備段階である初期設定のサポートと、広告出稿後に効果を上げ、最適化していくための運用を代行しております。

ここでは設定・準備と広告運用に必要な流れの全体図をご紹介します。

1.商品の特徴リサーチ

広告出稿にあたり、御社のサービス・商品の魅力を最大限お伝えするため、まずは実際に打ち合わせのお時間を頂戴し、丁寧にヒアリングをさせて頂きます。

その後社内に持ち戻り、お伺いした情報を元に、御社の強みをアピールできる効果的な広告出稿のための考察とリサーチを行います。

2.商品のライバル・業界リサーチ

広告効果を上げるためには、同業他社の出稿状況のリサーチは欠かせません。

  • どのようなキーワードで広告出稿しているのか?
  • クリックしたユーザーに対してどんな訴求でアプローチしているのか?
  • どの層をターゲットとして設定しているのか?

など、徹底的にリサーチし詳細に分析致します。

分析した結果に基づき、出稿戦略を立て、ライバルに勝てる広告を目指します。

3.出稿する広告媒体の決定

御社のサービス・商品内容や、業界全体の広告出稿状況、集客にかける予算などの条件を踏まえて、最も効果の見込める適切な広告媒体の提案をさせて頂きます。

インターネット広告は、大きく分けて2つのタイプがあります。

▼インターネット広告タイプの違い

広告タイプ 解説
検索型広告
(リスティング広告)
検索型の広告はリスティング広告と呼ばれます。
検索エンジンであるGoogleやYahooの
検索結果に広告を出稿します。
画像・動画広告
(ディスプレイ広告)
ニュースサイトやSNSに表示される画像・動画広告のことです。
媒体は、Google・Yahooをはじめ、
各種SNS(Facebook・Instagram・Twitter・
LINE・YouTube・TikTokなど)で出稿できます。

リスティング広告はユーザーが検索したキーワードに対して表示される広告のため、ユーザー自身の悩みや求めているものが明確(顕在ニーズ)で、提供するサービスや商品がマッチした場合に成約に結びつきやすい特徴があります。

ディスプレイ広告はまだ悩みが顕在化していない層(潜在ニーズ)にアプローチする広告で、幅広い層の認知を高める効果が見込めます。

以下の記事ではインターネット広告の種類や利用者層について詳細に解説していますので、ぜひ参考にされてください。

4.広告出稿の下準備

商品や業界のリサーチが完了したら、実際に出稿する広告内容の下準備を行います。

作業内容 詳細
広告出稿の媒体決定 様々な広告媒体・広告タイプの中から、クライアント様の
商品・サービスに適した出稿方法をご提案します。
他社の出稿状況リサーチ 同じジャンルの商品・サービスの広告出稿状況をリサーチし、
出稿する広告内容を検討します。
出稿キーワード選定 GoogleサジェストやYahooサジェストから広告出稿に使用する
キーワードを抽出し、50〜100キーワードからさらに選定して絞り込みます。
広告グループ決定 選定したキーワードを元に、作成する広告グループを検討します。
広告文作成 選定したキーワードに対して効果的な訴求を入れた
広告文(見出し・説明文)を作成します。
遷移先ページ決定
またはLP制作
作成する広告グループに対して最も効果的な遷移先ページを決定、
またはLP制作・修正のご提案を行います。

こちらの下準備データは、ご必要であれば作成後に御社に共有させて頂くことも可能です。内容をご確認頂いた上で、修正が必要な場合は都度対応させて頂きます。もちろん、弊社へのご一任も承っております。

5.関連ツールのアカウント作成・設定

広告出稿の下準備が完了したら、Google広告出稿に必要なアカウント作成や各種設定を行います。

設定先 作業内容 詳細
Google アカウント作成 Google広告出稿に必要な
Googleアカウント(Gmail)を新規作成します。
Google広告 アカウント作成 Google広告のアカウントを新規登録します。
GTM アカウント作成 Googleタグマネージャー(以下・GTM)を新規登録します。
GTMとは、サイト内のタグを
一元管理できるタグの集約ツールです。
コンテナ作成 GTMで広告用のコンテナを新規作成します。
アカウントごとまたはキャンペーンごとに分けて作成し、
管理します。
LP GTMタグの設置 コンテナごとに発行されるGTMタグを、
広告の遷移先LPの<head><body>タグ内に埋め込みます。
Google広告 CVタグの発行 コンバージョン(以下CV)タグとは、
広告から発生したコンバージョン(成約)数を
計測するためのタグです。
CVポイントが複数ある場合は、CVポイントの数だけ作成します。
GTM CVタグの設置 CVタグの設定(Google広告との連携)を行います。
CVトリガー設定 CVタグを発火させるための条件(トリガー)を設定します。
コンバージョンリンカー設定 コンバージョンリンカーとは、CVの計測を正確にするための設定です。(ITP対策)
リマーケティングタグ設定 リマーケティングタグとは、
サイト訪問者のデータを蓄積するタグです。
このデータを利用することで、過去に自社サイトに訪問した
ユーザーのみに対し広告出稿ができます。
Google
アナリティクス
アカウント作成 Googleアナリティクスにサイトを登録します。
ユーザーデータなど詳細にアクセス解析するためのツールで、
蓄積されたデータを元に広告やLPの分析・改善を行います。
GTM アナリティクス設定 Googleアナリティクスを登録したら、GTMにアナリティクス用のタグを作成し、設定します。

6.Google広告の設定項目

各種アカウント作成と初期設定が完了したら、広告出稿の下準備データを元に広告の出稿準備をしていきます。

Google広告・管理画面の構造
アカウント>キャンペーン>グループ>広告
作業内容 詳細
キャンペーン作成 作成したG広告アカウント内に、新規キャンペーンを作成します。
グループ作成 キャンペーン内に選定したキーワードにマッチするグループを作成します。
キーワード登録 作成したグループに、広告を表示させたい検索キーワードを追加します。
この際、登録のマッチタイプに注意が必要です。(フレーズ一致を推奨)
広告作成・広告文
(見出し/説明文)登録
グループごとに広告を作成します。広告はポリシーに則って、
キーワードを検索した人に訴求する見出し・説明文と、
それに対して効果的な遷移先URLを入力します。
※作成する広告数 1つのグループに対してレスポンシブ広告1つ・拡張テキスト広告2つ作成してテストします。
※ステータスの一時停止 この時点でまだ広告を稼働しない場合は、キャンペーンのステータスを
「一時停止」にして止めておくことで予算の消化はされません。
ボリュームが少なく
無効のKWを一時停止
登録したキーワードのうち、検索ボリュームが少なく無効となっているキーワードは
出稿されないため一時停止しておきます。
除外KW登録 他社名や商標(商品名・サービス名)など、広告を表示させるべきでないキーワードは
あらかじめ除外リストとして検索キーワードに入らないように設定します。
広告表示オプション登録 コールアウト・サイトリンク・構造化スニペットなど、
広告を表示させる際に訴求を強調するなどの目的のオプションを設定することで、
クリックされやすくなります。
予算確認 広告出稿の設定がすべて終わったら、
支払い情報の設定と予算の決定を行い広告を稼働します。

コンバージョン(CV)タグの動作確認

CVタグの設定が完了したら、正常に動作しているかを確認します。確認方法には4つの方法があります。

手順 確認先 詳細
下準備 タグアシスタント CV発火確認①の準備としてGoogle Chromeの拡張機能
「Tag Assistant」をインストールします。
①プラグインで動作確認 タグアシスタント Tag AssistantのRecording機能を利用して、GTMタグを設定したサイトで
GTMが正常に動作しているかを確認します。
②プレビューで発火確認 GTM GTMのプレビューを利用してCVタグのトリガー動作をし、発火するかの確認をします。
③トラッキング
ステータス確認
管理画面 G広告管理画面コンバージョンのトラッキングステータスが「未確認」から
赤文字の「最近のコンバージョンはありません」に切り替わるとタグが繋がっています。
④広告経由でのCV確認 管理画面 広告稼働後、シークレットモードでキーワード検索→広告を表示させ
CVトリガーに設定した条件をクリアする。
数時間後にG広告管理画面コンバージョンのトラッキングステータスが
「コンバージョンを記録中」に切り替わったら問題なくCVの記録が取れています。

ここまでが初期設定に関わる項目です。

初期設定はお客様ご自身で設定頂くことも可能ですが、今後の広告運用との連携の兼ね合いもあり、より効率化するためにご一任頂くことを推奨致します。

7.広告の運用

ここからは、実際の運用の作業になります。

WITH PLACEでは、単に予算を使って広告を出稿するだけでなく、最適な広告媒体で、より効率的な広告運用を心がけています。

Google広告を例に実際の運用の作業を紹介します。

①Google広告の運用

Google広告では、広告ランクという指標を上げることで、費用対効果の高い広告運用ができます。

広告ランク=入札単価(上限CPC)×品質スコア(1-10段階)+広告表示オプションの効果

広告ランクを上げるために、品質スコアの改善を目的に各種作業を行なっています。定期的な出稿キーワード・広告文の確認・修正を繰り返すことで、常に高いパフォーマンスを保つことができています。

Google広告の運用内容

広告ランクの最適化 品質スコアの改善や広告表示オプションの改善を
定期的に行うことで広告ランクのUPを目指します。
広告表示オプションの最適化 商品・サービスに適した、広告表示オプションの
追加・見直し・修正を定期的に行います。
品質スコアの最適化 以下の3つの要素を踏まえて、キーワード・広告文・LPの修正を行います。
①推定クリック率
(推定CTR)
広告が表示された場合に
クリックされる可能性の高さを示します。
②広告の関連性 広告がユーザーの検索の意図と
一致する度合いを示します。
③LPの利便性 LPが、広告をクリックしたユーザーにとって
どの程度的確で有用かを示します。
キーワードの最適化 品質スコアの改善を目的に、
キーワードの定期的な確認、追加・削除を行います。
広告文の最適化 品質スコアの改善を目的に、
広告文の定期的な確認、見出しの追加・修正を行います。
LPの最適化 品質スコアの改善を目的に、
キーワード・広告文の内容とLPの関連性を高める修正を行います。
ターゲット分析 性別、エリア、時間、曜日などを踏まえて、
効率の良いユーザー属性に対し出稿をします。
入札状況の確認 リアルタイムの広告の出稿状況である、
IMPシェア・ページ上部表示率・上位掲載率などを確認し、
効率の良い広告出稿が保てているかをチェックしています。
入札戦略の調整 運用の結果を見て、ベストな入札戦略を提案させて頂きます。
Google社と打合せ 2週に1度、弊社担当のGoogleコンサルタントと
定期的な打合せを行います。

②レポート

広告運用の結果は、毎日レポート入力し、御社からアクセスして頂けるシートにて共有させて頂きます。また、週間レポートや月次レポートもデータが揃い次第都度共有致します。

弊社ではすべてのデータを見える化し御社に公開しますので、ご安心してお任せ頂けます。

作業内容 詳細
管理シート作成 選定したキーワードと広告の見出し・説明文を
まとめた管理シートを作成します。
日別レポート作成 前日のグループごとの表示回数・クリック数・費用・CV数を
毎日レポートに入力します。
週別レポート作成 一週間分のグループごとの表示回数・クリック数・費用・CV数を
毎週レポートに入力します。
月別レポート作成 前月分のグループごとの表示回数・クリック数・費用・CV数を
毎月レポート入力します。
報告レポート作成 1ヶ月分の広告出稿データや年齢・性別・時間帯・曜日・検索キーワード別の
数値をレポートとして報告します。
広告の見直し・調整 広告データを分析し、都度広告内容や出稿キーワードの
見直し・調整をし最適化を行います。
LP修正のご提案 広告データを分析し、よりCVの効果を上げるための
LP見直しや修正案をご提案します。

レポート入力・報告以外にも、出稿データを常時チェックし、様々な角度から見直し・調整を繰り返し行います。

出稿期間の経過とともに戦略に必要なデータが溜まるため、実際のデータに基づき効率化を図り、常に最善の形にブラッシュアップしていきます。

③打ち合わせ

広告運用スタート後、1ヶ月に1度打ち合わせを設定させて頂きます。

作業内容 詳細
打ち合わせ 結果のご報告と今後の運用計画のご提案の為、1ヶ月1回の打ち合わせを設定致します。

打ち合わせでは出稿結果を踏まえた状況のご報告と、今後の運用のご提案などをさせて頂きます。また、御社から集客状況などをご共有頂くことで、今後の運用にも反映させて頂きます。

月に1度の打ち合わせ以外でも、チャットツールやメール・お電話にていつでも連絡のやりとりは可能です。お困りの際やご希望などございましたらお気軽に申し付けください。

8.LPの作成

広告を運用するにあたり、広告を見て御社のサービス・商品が気になった人が訪問するためのLP(商品ページ)が必要です。

既にLPがある場合は、広告の遷移先を御社の既存のLPに設定し、アクセスを流すことが可能です。

また、LPがない場合は広告にマッチした効果的なLPを弊社で制作させて頂きます。

料金表

WITH PLACEの広告運用の料金は以下の通りです。

料金
初期設定費用 10万円
委託料 広告費20%
最低保証額※1 100,000円

※1 最低保証額は、各広告媒体(Google広告・Yahoo広告・Instagram広告・他)毎に算定するものとする。
2 媒体目以降の媒体ごとの最低保証額は5万円に消費税等を加えた金額とする。

運用代行手数料のイメージは以下の通りです。

▼広告運用費用の例

1日予算 広告費(30日) 代行手数料 合計
5,000円/日 150,000円 100,000円 250,000円
10,000円/日 300,000円 100,000円 400,000円
20,000円/日 600,000円 120,000円 720,000円
30,000円/日 900,000円 180,000円 1,080,000円
50,000円/日 1,500,000円 300,000円 1,800,000円

広告出稿の予算は1日500円(月15,000円)から出稿可能ですが、予算に応じて広告のクリック数が増えるため、できる限り予算を組んで頂くことにより結果は得られやすくなります。

その他費用

項目 価格
LP制作(簡易) 300,000円~
LP制作 500,000円~

※1 既存アカウントの調整は運用代行費の中に含まれます。

さいごに

インターネット広告は、多岐にわたる専門知識と実践経験が必要で、広告の品質や運用次第で結果が大きく左右されやすい分野です。

社内で広告担当部署を立ち上げ担当社員をつける場合、広告に関する業務量が膨大なため知識がない状態では人件費に対しての効果が見合わず、社内の人員が減ることでの支障の方が大きいというケースが大半です。

ネット広告は、あらゆる広告媒体の中でも最も効率的と言える媒体です。

ですが、専門知識の必要性や運用に関わる業務量の煩雑さから参入障壁があり、まだ専門者以外が参入することは難しい領域でもあります。

そこでWITH PLACEでは、「専門知識がある御社の広告担当者」のようなイメージで御社の一員として携わり、広告運用・集客のサポートをさせて頂きたいと願っております。

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