及川美穂のプロフィール

高校卒業後、ホテルに勤務し、レストラン業務を主に担当する。2年後に国家資格であるレストランサービス技能士を取得。その後、ブライダルに転向し、ウエディングプランナーとしてゲストハウスに3年半勤務する。

ゲストハウスならではの自由度の高さに魅せられ、やってくるお客様の理想は常に高いものだった。その理想を現実のものとしていくことにやりがいを感じていたが、徐々に企業の中で仕事をすることに限界を感じるようになる。商業的なウエディングに対する疑問を持ち始め、フリーランスの道を模索するようになった。

25歳で独立し、フリーランスとしてMCの仕事を中心に活動を始める。さまざまな会場での仕事に恵まれたことは、1つの会場に努めることで凝り固まった認識を払しょくするいい機会となった。ホテル・専門式場・ゲストハウス・温泉旅館など、多くの会場で司会を行い、たくさんのお客様とも巡り合えたことも大きな収穫である。

MCの仕事が軌道に乗ってきたころ、ある企業の立ち上げに携わることに。配膳・エスコーター・介添え等、ブライダルに関わる多くの仕事で後輩の育成に注力し、さまざまな角度から結婚式を見つめる時間となった。今でも一貫して「ブライダルの仕事をするなら結婚式に関わるより多くの仕事を経験することが必要」と考えており、時にはプランナーやMCの仕事を離れ、配膳や介添えなどの仕事も請け負っている。

結婚式をプランニングするうえでは、カップルのアイデンティティを大切にすることを重視し、既存の常識にとらわれずに仕事を進めるよう心掛けている。価値観が多様化している現代においては「結婚式とはこういうもの」という考え方は通用しないため、常に多角的に結婚式を考えることが大切だと実感している。

昨今では、ブライダル業界が抱える問題点に焦点を当て、それらが引き起こすトラブルを減らすために何ができるかを考えながらウエディングプランナーとMCの仕事を継続している。日本よりも商業色・営業色が強くないといわれる海外のウエディングについても積極的に知識を習得し、フリーランスだからこそ実現できる結婚式を模索中。

いつも心に留めていることは「結婚式で残るものは思い出だけ」。
もちろん、写真やビデオを撮影することで「記録」は残すことができるが、基本的に結婚式は家などのように形に残るものではない。だからこそ、費用以上の価値がある思い出を作れるような結婚式でなければならないと考え、カップルが結婚式の思い出を胸に数十年後の幸せを描けるような瞬間を創るため尽力している。