牝馬三冠レース最終戦『秋華賞』。
その秋華賞のトライアルレースとして
開催されるレースの一つが
ローズステークスです。
このローズステークスから
秋華賞を勝ち上がる馬も多く、
前哨戦としては
特に重要度の高いレースと言えるでしょう。
今回はそのローズステークスとは
どんなレースなのかについて
解説していきたいと思います。
過去にどんな馬たちが勝ち上がり、
どんな血統が有利なのか、
得意な騎手がいるのかなど
詳しくご紹介していきたいと思います☆
ローズステークスの日程はいつ?発走時間もチェック
ローズステークスは
9月中旬にレースが行われます。
まずは2018年度のレースをご覧ください。
過去5レースでは以下の通りに
レースが開催されました。
第36回 | 2018年9月16日 |
第35回 | 2017年9月17日 |
第34回 | 2016年9月18日 |
第33回 | 2015年9月20日 |
第32回 | 2014年9月21日 |
また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。
2018年度は15時35分に発走されました。
ローズステークスのコースの特徴!距離や場所も紹介
ローズステークスは創設当初より
阪神競馬場にてレースが行われます。
- 所在地:兵庫県宝塚市駒の町1−1
- コース:右回り
創設した当初、芝2000mだった距離は
2007年から現在の1800mに変更されました。
ローズステークスの平均タイムは?レコードタイムも
ではローズステークスの
記録を見ていきましょう!
ローズステークスは
第27回にブロードストリートが記録した、
1:44.7がレースレコードです。
その時のレースはこちら!
この他、
過去5レースのタイムは以下の通りです。
第36回 | 1:45.7 |
第35回 | 1:45.5 |
第34回 | 1:46.7 |
第33回 | 1:45.2 |
第32回 | 1:46.0 |
レース平均は1:45.82となっています。
ローズステークスの優勝賞金はいくら?
ローズステークスはGⅡレースですが、
3歳牝馬限定のレースである為、
他のGⅡのステップアップレースに比べ
賞金が少し低いです。
1着:5200万円
2着:2100万円
3着:1300万円
4着:780万円
5着:520万円
(2018年度開催)
同じステップアップレースである
京都記念は、優勝賞金は6200万円です。
しかし、4歳以上であれば
牡牝関係なく出走が可能なことから
少し金額が高くなっているようです。
ローズステークスの傾向とは?歴代レースや優勝馬・騎手についてご紹介!
レース概要がわかったところで、
ここからは過去のレースを
振り返っていきましょう!
過去、このローズステークスで
優勝してきた馬たちには
こんな有名馬もいます。
- メジロラモーヌ
- マックスビューティ
- ヒシアマゾン
- ファレノプシス
- アドマイヤグルーヴ
- ダイワスカーレット
- ジェンティルドンナ
ローズステークスで好走している馬が多く、
馬券に絡む傾向には有ります。
騎手の傾向については
次項で詳しくご紹介していきます!
ローズステークスの傾向! 脚質&血統によって影響する?
ここからは
ローズステークスの傾向を
ご紹介していきたいと思います。
過去のレースを振り返り、
歴代優勝馬から
ローズステークスに強い
血統・騎手、馬年齢など調べて見ました☆
ローズステークスは差し馬が有利ってホント?
過去のレースを見ていくと
先行と差し馬の勝ち星が多いですが
その中でも特に差し馬の方が好走でした。
というのも、
ローズステークスが開催される
阪神競馬場の1800mは
- コーナーがゆったりの外回り
- 直線距離が474mと長い
- ゆったりとしたレース展開になりがち
というコースであるために、
横広がりになりやすく、
差しや追込が決まりやすいと
言われています。
そのため差し馬の勝ち星が多くなるのです。
ローズステークスに強い血統・産駒を解説!
ローズステークスでは
最後の直線での急坂が控えているので
パワーが必要となるコースですが、
しかし距離が1800mなので
スピード力は必須です。
そのため、歴代優勝馬の血統をみても
スピード型のディープインパクト産駒が強く
母父にパワー系のノーザンダンサーが多いです。
そのほかパワーとスタミナに特化した
ミスタープロスペクター系の産駒も注目です。
この辺りは馬券を買う上では
特に気をつけてみておいた方が良いでしょう。
ローズステークスが得意な騎手って?
競馬のレースでは
馬だけでなく騎手によっても
勝敗は左右されていきます。
ではローズステークスを
得意とする騎手は誰なのでしょう?
過去5年間の騎乗騎手は以下の通りです。
開催年度 | 1着騎手 | 2着騎手 | 3着騎手 |
2018年(第36回) | ルメール | 池添謙一 | 秋山真一郎 |
2017年(第35回) | 和田竜二 | 横山典弘 | 武豊 |
2016年(第34回) | 池添謙一 | 岩田康誠 | 四位洋文 |
2015年(第33回) | ルメール | 浜中俊 | 武豊 |
2014年(第32回) | 岩田康誠 | 小牧太 | 松山弘平 |
過去5年のレースを振り返ると
ルメール騎手と武騎手、池添騎手、岩田騎手が
1着2着に各1回ずつ入っています。
特にルメール騎手は
1着に2回も入賞しているので
特にチェックを入れてもいいかもしれません。
ローズステークスの枠順!どこが有利なの?
馬・騎手と見てきましたが、
枠順もレース展開を占う上で重要な項目です。
過去5年の着順を枠別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第36回) | 7枠 | 3枠 | 3枠 |
2017年(第35回) | 7枠 | 8枠 | 3枠 |
2016年(第34回) | 4枠 | 1枠 | 2枠 |
2015年(第33回) | 8枠 | 4枠 | 7枠 |
2014年(第32回) | 3枠 | 2枠 | 8枠 |
こうして見ると、7枠8枠の
入賞率が高めですね。
やはり差し馬が有利なレースですから
位置どりがしやすい外枠の方が
勝率は高いのかもしれません。
ローズステークスは荒れるの?歴代レースを検証!
競馬はギャンブルなので、
やはり馬券を買う以上は
荒れてくれた方が良かったりします。
ではローズステークスはどうなのでしょう?
過去5年の着順を人気別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第36回) | 5人気 | 2人気 | 13人気 |
2017年(第35回) | 8人気 | 6人気 | 3人気 |
2016年(第34回) | 1人気 | 11人気 | 6人気 |
2015年(第33回) | 7人気 | 1人気 | 2人気 |
2014年(第32回) | 2人気 | 15人気 | 9人気 |
1〜3番人気の馬が必ず入賞し、
そこに人気薄な馬が絡んでくるというのが
ここ5年間の流れのようです。
さらに5年遡ってみても
この流れは変わっていませんでしたので、
1〜3番人気は
必ずチェックした方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はローズステークスについて
ご紹介していきました。
まとめるとこんな感じです。
- 3歳牝馬限定重賞レース
- 秋華賞トライアル
- JRA主催のGⅡで芝1800m、
開催は阪神競馬場 - スピードとパワーが必要
- 差しが優位
- ディープインパクト産駒強め
- 1番〜3番人気はほぼ必ず入賞し、
同時に人気薄な馬も入賞傾向あり
ディープインパクト産駒は強いですが
父にスタミナ型のサンデーサイレンス系、
母父にノーザンダンサー系の血統も
レース成績がとても良いようです。
上記のことを踏まえながら
予想を立てて見るのも良いでしょう。
また、この記事の他に
ローズステークスの過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。
⇒ローズステークスの過去10年の結果!データ!成績一覧&動画まとめ
ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。