皐月賞の傾向とは? 脚質や血統・歴代のレースについてご紹介

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牡馬クラシックの開幕を告げるのが
伝統のG1・皐月賞。

優勝馬の中から、7頭の3冠ホースと
24頭の2冠馬が出ている
3冠レース初戦にして、
世代最強決定戦と言えるレースです。

クラシックで2つ目のタイトルが取れなくとも
テイエムオペラオーやダイワメジャー
ロゴタイプのように古馬となってから
再び花開いた馬も出ています。

未来の日本競馬界のエースを決める戦い
と言っても過言ではない皐月賞の
傾向について、今回は探って行きます。

牡馬3冠路線の中心を担う馬の見分け方は
どこにあるのか?
一緒に見て行きましょう!

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皐月賞の傾向! 脚質や血統によって異なる?

出展:https://ja.wikipedia.org/

皐月賞(G1)

競馬場:中山競馬場
距離:芝2000m(内回り)
出走条件:3歳牡馬・牝馬

皐月賞はG1が行われるコースの中では、
最も小さく、直線が短い
中山競馬場で行われます。

直線は310mと短いものの
ゴール前180m~70mにかけて
高さ2.2mの急坂が待ち構えているので
一筋縄にはいかない設定です。

そんな中山競馬場で実施される皐月賞に
適した脚質や血統はあるのでしょうか?

レースは先行馬が有利! 逃げ馬が良いってホント?

まずは中山競馬場で行われた過去10回の
皐月賞優勝馬の脚質を見てみましょう。

  • 逃げ…1勝
  • 先行(3コーナー5番手前後)…4勝
  • 差し(3コーナー10番手前後)…4勝
  • 追い込み…1勝

という結果でした。

小回りで直線が短いので、
先行馬が有利なコースに思えますが

勝ち馬10頭のうち、8頭は上がり3Fが
3位以内に入っているので
決め手が必要なレースと言えるでしょう。

小回りで直線が短いのに、逃げ・先行が
圧倒的に有利でない理由としては

  • 最後に急坂が待ち構えている
  • 若駒なので折り合いを欠いて
    前に行ってしまう馬がいる
  • 短距離路線から来た快速馬が
    出走することがある

といった理由が考えられます。

中山向きの機動性・柔軟性と決め手を
併せ持った馬を探したいところです。

レースに強い血統や産駒はあるの?

続いては、皐月賞と相性の良い
血統を探ってみます。

同じく中山競馬場で行われた過去10回の
皐月賞を見てみると

くま

ディープインパクト産駒が
アルアインとディーマジェスティ

ねこ

ネオユニヴァース産駒が
アンライバルドとヴィクトワールピサ

で2勝ずつ挙げています。

東京開催も入れればステイゴールドも
オルフェーヴル、ゴールドシップと
2頭の優勝馬を出しています。

他にもオルフェーヴル産駒のエポカドーロや
フジキセキ産駒のイスラボニータなども
優勝していて過去10回のうち8頭が
父サンデーサイレンス系が勝利しています。

クラシックを意識した配合のサンデー系から
というのが皐月賞のセオリーと言えそうです。

レースに強い馬年齢は何歳?

皐月賞は3歳限定のレースなので
他の年齢の出走はありません
ですので、優勝馬はすべて3歳となります。

また、牝馬の出走数自体が少ないレースとあって
優勝は1948年以来出ていません。

過去10年を見てみると関東馬5勝
関西馬5勝と他のG1と比べて
関東馬が健闘しています。

臨戦過程の良い関東馬に
注意しておきたいレースです。

皐月賞は有利枠があるってホント?

続いては、皐月賞に有利な枠があるのか
検証してみましょう。

中山競馬場で行われた過去10回の
皐月賞の枠番別の3着以内数は

  • 1枠(1.1.0)
  • 2枠(1.2.0)
  • 3枠(1.1.1)
  • 4枠(2.1.1)
  • 5枠(0.1.3)
  • 6枠(1.0.3)
  • 7枠(2.2.1)
  • 8枠(2.2.1)

一見、外枠が有利に見えますが
18頭立ての場合、7枠と8枠は
3頭ずつになるので、
出走頭数に対する割合で考えると

枠の差は無い!

と言えるでしょう。

皐月賞は荒れる? 歴代のレースを検証!

次は皐月賞の配当面を見て行きます。
過去10回の中山競馬場で行われた皐月賞の
1番人気の成績は(2.1.1.6)。

数あるG1の中でも1番人気の信頼度が
かなり低いレースと言えます。

しかし、3冠レースの初戦で各馬の力関係が
ハッキリしていないので混戦の年が多く、
忘れた頃に大荒れになるレースです。

例えば、、、

■2017年皐月賞

着順枠番馬番馬名性齢単勝
1611アルアイン牡322.49
247ペルシアンナイト牡38.14
3510ダンビュライト牡356.112

9人気→4人気→12人気の決着で
3連単が106万円オーバー!!

■2002年皐月賞

着順枠番馬番馬名性齢単勝
112ノーリーズン牡3115.915
259タイガーカフェ牡319.28
3611タニノギムレット牡32.61

15人気→8人気→1人気で決まり
馬連5万3000円超え!!
(馬単、3連複、3連単が発売される前)

という事が稀に起きます。とは言え、
これは10年~15年に1回という出来事。

馬連1000円前後の本命サイトが半分
5000円~万馬券の決着が半分
というのが過去10回の結果。

人気馬の信頼度を見極めながら
信頼度が低い場合、レース適性の高そうな
馬から高配当狙いが良さそうです。

皐月賞の強い騎手は誰?

最後に、皐月賞に強い騎手をご紹介しましょう。
皐月賞と言えば

ミルコ・デムーロ騎手!!

過去10年で2勝、通算4勝の皐月賞男。

ドゥラメンテで1着にゴールする直前に
4本指を立てて首を振ったパフォーマンスが
記憶に残っている人も多いのでは
ないでしょうか。

■2015年皐月賞

他では岩田康誠騎手も過去10年で
2勝を挙げているので好相性です。

また、川田将雅騎手や松山弘平騎手、
和田竜二騎手が中央初G1を飾ったのが
この皐月賞。

第2グループあたりの馬に勢いのある
若手が騎乗している場合に
狙ってみると面白いかもしれません。

まとめ

今回は、牡馬クラシックの初戦・皐月賞の
傾向を見てきました。

  • 道中10番手までで進めて
    上がり3FをTop3にまとめられる馬
  • 父サンデーサイレンス系
  • 枠の有利不利は無い
  • 1番人気の信頼度は低い
  • 人気馬が信頼できなければ、
    高配当狙いも可
  • デムーロ騎手、岩田騎手が好相性
    若手の初G1になることも多い

といったポイントがありました。

G1の中でも、的中が難しい部類に入るのが
皐月賞と言えるでしょう。

だからこそ、当てた時の快感は大きいはず!
この傾向を参考にしながら、
良い配当を狙ってみてください。

こちらの記事では皐月賞の過去10年分の
レース結果をまとめています。

⇒皐月賞の過去の結果! 10年分のデータを紹介

前走レースや皐月賞のレース動画も
掲載していますので、
合わせてご覧下さいね。