犬は人間より、するどい五感を持っており、
嗅覚や聴覚は人間より遥かに優れています。
犬の聴力は人間の10倍以上あるとも
言われており、特に小さな音には非常に
敏感なのです。
飼い主さんには
何も見えていない時も、誰もいない場合も、
犬にとってはそうとは限らないのです。
誰もいない玄関に向かって吠える！その理由とは？
特に興味や好奇心が旺盛な犬の場合、
「誰もいないのに吠える」ことは多く、
犬と一緒に暮らしていると、
犬が寝ている時でも、小さな物音に対して
耳を反応させたり、ピクリと立てたりする場面を
見たことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、いつまでも玄関で愛犬が吠えるのは
ご近所さんとのトラブルにも成りかねず、
できる限り無駄吠えは早く対処したいものです。
では、玄関に向かって吠える愛犬の
対処法を考えてみましょう。
玄関に向かって吠える時の3つの対処法
玄関で犬が吠える環境的には
戸建てからマンションまで、
飼い主の環境は様々です。
また、自宅の前を頻繁に人が通ったり、
気配がするなどの状況でも
愛犬の吠える理由は違います。
・ 1.外の音を遮断する
音を遮断する機能がある厚手のカーテンを
玄関に取り付けることもできます。
さらに、防音シートを壁に貼る方法もあります。
それぞれは決して安価なものではありませんが、
ある程度の効果は期待できます。
・ 2.音に慣れさせる
例えば、インターホンの音に反応する場合や
家族の帰宅に反応する場合、
飼い主自信が生活音や
インターホンに過剰に反応したり、
慌てた姿を見せないように
落ち着いて行動することを心がけましょう。
また、家族の帰宅の時も、
愛犬が足元にまとわりついて来ても、
相手をせずに無視します。
少し可哀そうな気もしますが、
吠えても無駄だと学習させるためです。
物音吠えに関しては放っておくと多くの場合、
現状より音に対しての
吠える反応も回数も多くなり、
より強く吠えるようになったりするケースが
ほとんどなのです。
インターホンの音に吠えているなど、
影響している刺激が
しっかりとわかっているようであれば、
練習することも可能です。
音の大きさを調節して少し小さくします。
家族がインターホンを鳴らして、
吠えなかったら褒めてご褒美をあげます。
いつでもご褒美を取り出せるようにしておき、
対処できるようにしておくといいでしょう。
吠えること以外に「ダメ」「NO」を
覚えさせる方法もあります。
飼い主がしてほしくない行動を
やめることを愛犬に覚えさせ、
吠えてしまったときに
言葉で行動を制御するのです。
飛びついたり、興奮している時にも
「ダメ」「NO」といってやめさせます。
やめたら直ぐに褒めるのです。
このトレーニングは
やめせることが目的ではありません。
飼い主の指示に従い、
やめた行動を褒められることを愛犬に
覚えさせることが目標になります。
・ 3.外の様子が分からないようにする
防音機能があるゲージに愛犬を購入して、
愛犬を入れることも可能です。
防音機能のゲージはインターネットなどでも
購入も可能ですが、値段は高めです。
しかし、今はDIYが人気で、
飼い主さんによっては
手作りの防音ゲージを作る人もいます。
戸建てより、マンションに住んでいる
飼い主さんには防音ゲージが好評のようです。
また、愛犬が普段過ごす
環境を変えてあげるのもいいかもしれません。
ゲージを違う部屋に持って行き移動させたり、
玄関の方には行かせない方法もあります。
玄関に行く事をダメだと覚えさせ、
リビングなどにいることで、
ご褒美が貰えると認識させます。
まとめ
犬の無駄吠えは飼い主さんにとっては
ご近所の手前もあり、
大きな悩みのタネとなってしまいます。
本来、犬は吠えて自分のテリトリーを示したり、
飼い主を守ろうと吠える生き物です。
吠える事を全てやめさせることは
愛犬の躾でも、とても難しいことです。
犬は外のエンジン音も、
近所の他の犬の鳴き声も
繊細にとらえてしまい、
「恐怖」や「不安」を感じさせる
音になってしまっています。
無駄吠えが多い愛犬の場合は
ゲージに入れたり、躾を見直すなど、
愛犬の飼い方から
見直してみると改善されることも多いようです。
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