フサイチコンコルドとは?レース動画や血統&産駒を徹底解説!

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フサイチコンコルドという馬を
知っていますでしょうか?

過去最短のレース経験でダービーを制して、
和製ラムタラともいわれた馬です。

そのダービーはまさか勝つとも
思われていませんでした。

わずか2戦のキャリアでダービーを制した
フサイチコンコルドについて
みていきたいと思います。

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フサイチコンコルドの成績/戦績は?

まず、フサイチコンコルドの
成績
/戦績から見ていきたいと思います!

生涯成績:5戦3勝

19961月にデビュー。

単勝1人気に応えて勝利します。

そしてすみれステークスを
連続勝利しましたが皐月賞は回避します。

ダービーのステップレース
プリンシパルステークスへの出走調整を
行いますが熱発で回避、迎えたダービーでは
7人気に支持されます。

しかしその人気を覆して見事に勝利します。

秋は京都新聞杯を想定しますが
調整が間に合わず、
カシオペアステークスで復帰。

圧倒的1人気に支持されますが
5馬身差の2着に敗れてしまいます。

菊花賞では2人気でしたが、
直線でダンスインザダークと
ロイヤルタッチに交わされてしまい
3着に敗れました。

そのあとも脚部不安に悩まされて
翌年の秋に引退します。

フサイチコンコルドの獲得賞金は?

フサイチコンコルドの
獲得賞金を見ていきます。

獲得賞金:2億3415万8000円

体調が悪く、5戦しか使えなかったこともあり、
獲得賞金はダービーを制した割には
少ないことになっています。

フサイチコンコルド・伝説のレース動画を紹介!

フサイチコンコルドのレースの中から
レース動画を
3つピックアップして
紹介していきたいと思います。

その3つは

  • 新馬戦
  • 日本ダービー
  • 菊花賞

になります。

1.4歳新馬

まず一つ目はフサイチコンコルドの
デビュー戦となった新馬戦です。

新馬戦はフサイチコンコルドが
1.9倍の1人気と支持されます。

レースでは4角を過ぎてあっさりと
フサイチコンコルドが追い込んできて
直線では後続を楽に引き離して
見事に勝利をあげます。

2.日本ダービー

2つ目はフサイチコンコルドの
G1勝利となりました。

日本ダービーです。

1人気はダンスインザダーク、
2人気がロイヤルタッチ、
3人気にイシノサンデーと、
サンデーサイレンス産駒が上位人気を占めます。

そしてフサイチコンコルドは
経験も浅く人気は
7番人気でした。

レースはダンスインザダークが2番手付近、
そしてフサイチコンコルドは
7番手付近で
レースを進めます。

4角を過ぎてダンスインザダークが
内から先頭に並べかけます、
そしてその外から唯一フサイチコンコルドが
猛然とダンスインザダークに追いすがり、
最後は首差とらえて見事に
3戦目での
ダービー制覇となります。

3.菊花賞

最後は結果的にフサイチコンコルドの
ラストランとなった菊花賞です。

人気は2.6倍でダンスインザダークが1人気
そしてフサイチコンコルドが
5.0倍で
2人気となります。

ダンスインザダークはかなり
後ろからのレースになります。

フサイチコンコルドよりも
さらに後ろからのレースです。

4角では内で包まれてまだまだ後方、
さすがに厳しいかとみられましたが
猛然と内から馬群を割って
ダンスインザダークがものすごい脚で
勝利を飾りました。

フサイチコンコルドは3
敗れてしまいました。

そしてこのレースが
ラストランとなってしまいます。

フサイチコンコルドの血統は?

フサイチコンコルドの父母、
血統を見ていきたいと思います。

父:カーリアン

母:バレークイーン

父のカーリアンはイギリスで活躍した馬で、
引退後はフサイチコンコルドをはじめに
たくさんの活躍馬を出しています。

主な産駒

  • ジェネラス
    エプソムダービー、アイリッシュダービー、キングジョージ
  • マリエンバード
    凱旋門賞、バーデン大賞
  • シンコウラブリイ
    マイルチャンピオンシップ
  • フサイチコンコルド
  • ビワハイジ
    阪神3歳ステークス

母のバレークイーンは現役時は
出走することなく繁殖入り。

そして日本に輸入されました。

フサイチコンコルドを輩出した後も
たくさんの活躍馬を出しています。

しかし201062日に死亡しています。

主な産駒

  • フサイチコンコルド
  • ボーンキング
    京成杯
  • アンライバルド
    皐月賞

フサイチコンコルドの性格?

フサイチコンコルドの性格に
ついてみていきます。

フサイチコンコルドの気性は荒く
なかなかレース中も苦労していたといいます。

さらに体調面の苦労もあったため
なかなか苦労した馬ということが
伝わってきます。

しかしダービーではその力をいかんなく
発揮して最後も負けん気で
ダンスインザダークを差し切りました。

フサイチコンコルドの脚質は?

フサイチコンコルドの脚質に
ついてみていきます。

フサイチコンコルドは基本的に
中団で位置してそこから
差してくるような競馬でした。

ダービーで見せつけた
猛烈な差し脚を持っていました。

フサイチコンコルドの騎乗騎手は誰?

フサイチコンコルドの騎手に
ついてみていきます。

フサイチコンコルドの騎手は
一生を通じて藤田伸二騎手でした。

鞍上の藤田伸二騎手はフサイチコンコルドとの
コンビでダービーを制して史上
2番目の若さで
ダービーを制しました。

武豊よりも2年早い記録です。

フサイチコンコルドの馬主は?

フサイチコンコルドの馬主さんに
ついてみていきます。

フサイチコンコルドの馬主さんは
関口房郎さんです。

実業家で有名で
たくさんの馬を所有してきました。

「フサイチ」の冠名は房郎が一番という
ところから来ています。

また、日米ダービーを制した
唯一の馬主さんということでも有名です。

しかし経営が苦しくなり、20119月には
JRAに登録されている競走馬が抹消されて、
20138月には船橋の登録馬がいなくなり、
馬主業から撤退しています。

主な所有馬

  • フサイチコンコルド
  • フサイチエアデール
    シンザン記念、ダービー卿チャレンジトロフィー
  • フサイチリシャール
    朝日杯フューチュリティステークス
  • フサイチパンドラ
    エリザベス女王杯、札幌記念
  • フサイチペガサス
    ケンタッキーダービー

フサイチコンコルドの産駒は?

フサイチコンコルドの産駒についてみていきます。

フサイチコンコルドは1998年から
社台スタリオンステーションで
種牡馬生活を送ります。

種牡馬としては活躍馬をそれなりに
出しております。

そして2011年にはシンジゲートの
開放に伴なって種牡馬引退しています。

主な産駒

■バランスオブゲーム
弥生賞、セントライト記念、毎日王冠

■ブルーコンコルド
マイルチャンピオンシップ南部杯、JBCスプリント、東京大賞典、かしわ記念など

■オースミハルカ
チューリップ賞、クイーンステークス

フサイチコンコルドが最強馬といわれるのは?

フサイチコンコルドは最強馬として
時々候補に挙がります。

その理由を見ていきます。

フサイチコンコルドは体調面がもっと
万全でレースに出ることができ、

脚部不安がなかったら
本当の力をだすことが

毎レースできていたと思います。

毎レースダービーのようなパフォーマンスが
できていると本当に最強馬とも言えたでしょう。

フサイチコンコルドの死因は?

201498日フサイチコンコルドが
死亡したというニュースが飛び込んできました。

その死因についてみていきます。

6日の放牧中に転倒して左後脚を骨折しました。

治療が困難な重度の骨折で
8日に息を引き取りました。

21歳とまだまだ若い中での死でした。

まとめ

今回は和製ラムタラの
フサイチについてみてきました。

ダービーでの衝撃の脚は
本当に忘れることがありません。

そして体調面や脚部的な面で
か弱かったフサイチコンコルド。

それでもあんなレースを
見せてくれたことに驚きです。

もうあの有志を見ることは出来ません。

しかしあの伝説のレース、
3戦目でのダービー制覇というものは
私たちの記憶の中に残り続けます。

本当に衝撃的な馬でした。