中山グランドジャンプの傾向とは? 歴代の血統や産駒を紹介

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ラジオNIKKEIの山本直哉アナウンサーの

いぬ

踏み切ってジャンプぅ~!

というフレーズも人気の障害レース。

その中でも最も格が高く、タフでハードな
レースがJ・G1競走。
2つしかないJ・G1の中で春に行われるのが
中山グランドジャンプです。

JRAのレースの中で最長の4250mという
マラソンレースであり、12の障害と
5つのバンケットを克服しなければならない
日本一完走が難しいレースと言えます。

今回は、春の№1ハードラーを決める戦い
中山グランドジャンプの歴代のレースから
この条件に適した傾向を探ってみたいと
思います。

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中山グランドジャンプの傾向! 血統や脚質によって異なる?

中山グランドジャンプ(J・G1)

競馬場:中山競馬場
距離:4250m(障害)
出走条件:4歳以上

第1回と第2回は4100m、
第13回は7月に開催され
距離は4260mで行われました。

それ以外の17回は4月に中山競馬場の
4250mを舞台に古馬のハードラーが
スタミナ比べに挑んでいます

そんな中山グランドジャンプに適した
脚質や血統について、まずは見て行きましょう。

レースは先行馬が有利? 差し馬と逃げ馬どちらが良い?

過去10年の中山グランドジャンプの
勝ち馬の脚質を見てみると

逃げ馬…1勝

先行馬…9勝!!!

と、前に付けている馬ばかりの結果でした。

先行馬9勝のうち6回は、道中3番手以内
で走っていた馬なので、
このレースを制するためには
先行力が必須と言えます。

その理由は障害戦ならではのペース。
距離が長いために、障害では平地と違い
最初から飛ばしていくことがありません。

ある程度、みんなが付いていけるペースに
なることがほとんどですが、飛越の巧拙で
位置取りが変わってきます。

飛越の上手な馬は、無理なく好位をキープでき、
さらに、余分な体力を使わないため
そのままスパートもかけやすいので
前目に位置する馬が有利となってきます。

レースに強い血統や産駒はあるの?

続いては、血統面を見てみます。

過去10年の中山グランドジャンプで
最も産駒が優勝しているのは、ステイゴールド。
オジュウチョウサンが3連覇しているほか
マイネルネオスも優勝しています。

他ではオペラハウス産駒も2勝を挙げていて
平地でも長距離が得意な種牡馬が
結果を出しているレースと言えるでしょう。

しかし、ステイゴールド、オペラハウス共に
すでに亡くなっているため、今後出走してくる
産駒はかなり少なくなると考えられます。

2頭の後継種牡馬である、オルフェーヴルや
ゴールドシップ、メイショウサムソン産駒あたりが
今後の狙い目になってくるかもしれません。

レースに強い馬年齢は何歳?

4歳以上の古馬によって争われる
中山グランドジャンプ。
年齢による傾向はあるのでしょうか?

過去10年の勝ち馬の年齢は

5歳馬…4勝

6歳馬…1勝

7歳馬…1勝

8歳馬…2勝

9歳馬…1勝

と4歳馬の優勝はなく、5歳馬が
最も勝利数が多いという結果でした。

5歳馬の出走数が特に多いわけではないので
ここに出てきた5歳馬はチェックしたい所。

ちなに、3連覇中のオジュウチョウサンは
5歳~7歳にかけての記録。

技術と精神力が求められるレースなので
近走でも上位に来ている馬ならば
高齢でも特に割り引く必要はないでしょう。

若くて素質豊かな馬があれば優先。
見当たらなければ百戦錬磨の高齢馬。

という形が良さそうです。

中山グランドジャンプは有利な枠順があるってホント?

続いては、中山グランドジャンプの
枠番別の複勝圏内数を見てみましょう

1枠(0.0.0)

2枠(0.1.0)

3枠(0.0.3)

4枠(0.1.3)

5枠(2.2.3)

6枠(3.3.0)

7枠(4.2.0)

8枠(1.1.1)

と内枠の成績が悪いという結果でした。

純回りと逆回りが出てくるために
枠の内外が、あまり関係ないと考えられます。

鞍上の指示に従って良いコース取りができる
気性が求められるので、枠順よりも
馬の能力を優先したいレースです。

中山グランドジャンプの歴代のレースを検証!

出展:https://twitter.com/

歴代の中山グランドジャンプから
配当の傾向を探ってみます。

過去10年の1番人気の成績は(4.2.0.4)。
勝率、連対率ともに断然の信頼度
というレースではなさそうです。

3連単の配当を見てみると

1万円以下…5回(2018年は、5.7倍!!)

2万円台…1回

6万円台…2回

10万馬券…2回

1番人気が順当に来るか?来ないか?

これが中山グランドジャンプ攻略のためには
最も重要な要素になりそうです。

中山グランドジャンプの得意な騎手は誰?

最後に中山グランドジャンプと相性が良い
騎手を探してみます。

過去10年を見てみると、オジュウチョウサンで
3連覇中の石神深一騎手が3勝を挙げてトップ。

近年は障害レースに騎乗していませんが、
柴田大知騎手も2勝を挙げています。

他では白浜雄造騎手、高田潤騎手が
複数回、馬券圏内に入っているので
騎乗馬があれば狙いたい騎手と言えます。

まとめ

今回は、春の№1ハードラー決定戦
中山グランドジャンプの傾向を見てきました。

  • 逃げ、先行馬が圧倒的に有利
  • ステイゴールド、オペラハウスの血を持つ馬
  • 5歳馬が出ていれば有力視したい
  • 枠順の有利不利はなし
  • 1番人気を買うか買わないかどちらか
  • 石神、白浜、高田騎手が好成績

といったポイントがありました。

日本一タフな設定のレースだけに
極端な結果になる可能性があるのが
中山グランドジャンプと言えるかもしれません。

障害レースは馴染みがないかもしれませんが、
人馬一体で難所に挑む姿は、平地にはない
美しさと魅力が詰まっています。

これを機会に、ぜひ障害レースにも
目を向けてみてください。