天皇賞・春とは? レースの時間&場所&距離について紹介!

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今回ご紹介するのは伝統のG1天皇賞・春。
JRAで最も距離の長いG1ですが、
歴史も長いレースです。

現在では春古馬3冠の第2ラウンド
という位置づけにもなっている
天皇賞・春ですが、
一体どんなレースなのでしょうか?

優勝馬の関係者には天皇楯が下賜される
ことから、長く競馬に携わっている方には
特別の価値があるという天皇賞。

ルーツから辿ると110年を超え
圧倒的な歴史と格を併せ持つ
天皇賞・春が開催されるコースや
距離について見て行きましょう。

▼過去10年分のデータはこちら

天皇賞・春の過去の結果! 10年分のデータを紹介
天皇賞・春のレースは 長距離王者を決める一戦です。 天皇賞・春の過去10年のレース結果より、 内枠が優勝したのが8回、 内枠優勢の傾向があるようです。 また過去10年で1~3着に入った馬は 牡4~6歳が30頭中26頭となっています。 前走レ...
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天皇賞・春のレースについて紹介

出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/

JRAによると1905年のエンペラーズカップ
というレースが起源とされているのが天皇賞

その後、帝室御賞典という名前に変わり、
全国各地で、年に10回開催されていました。

そして、1937年に別のレースと統合される形で
帝室御賞典がリニューアルし、
秋と春の年2回の開催に変更。

1947年に、現在の
天皇賞という名前になりました。
ちなみに、第156回天皇賞は2017年秋で、
第157回天皇賞は2018年春のレース。

わかりにくいかもしれませんが、
天皇賞の実施回数は、年に2回
増えていきます。

レースの日程! いつ行われるの?

まずは天皇賞・春の開催日程を見てみます。
天皇賞という名にちなんで、1957年から
1990年までは基本的に昭和天皇の誕生日である
4月29日に開催されてきました。

その後は、4月最終週または5月1週目に
実施されています。

競馬界のカレンダーでは

第3回京都4日目

というのが、天皇賞が行われる日程となります。

レースの時間! 何時から出走するの?

天皇賞・春のレースが行われる時間ですが
過去10年はすべて15時40分が
発走時刻となっています。

ただし、出走時間は諸事情によって
変更になることがありますので
出馬表に記載されている時間を
確認するようにしてください。

基本的には第11Rに予定されていますが、
2009年と10年は第10Rに実施されていますので
レース番号の確認もお忘れなく!

天皇賞・春のレース場所の紹介

出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/

秋の天皇賞は東京競馬場で行われますが、
天皇賞・春は京都競馬場が舞台となります。

G1レースが年間で5つ開催される
西日本のメインとなる競馬場が京都。

京都競馬場の特徴と天皇賞・春の
コース設定を見て行きます。

下の記事では天皇賞・春のレース傾向や
歴代の血統をご紹介していますので
こちらも合わせてご覧下さいね。

⇒天皇賞・春の傾向とは? 歴代の産駒や血統をご紹介!

レースの距離は中央競馬のGI競走では最長!

天皇賞・春の距離は芝3200m。
平地G1の中で最も長く、重賞全体を見ても
3番目に長いというスタミナを要する
レースです。

1983年までは秋の天皇賞も同じ距離で
行われていましたが、84年以降は
2000mに定着。

天皇賞・春は1939年に3200mになると
1944年からは、ずっと京都競馬場の
3200mという舞台で行われています

スピード能力が最優先される現代競馬では
非常に特殊な距離ですが、
平坦コースで馬場が軽いとされる
京都競馬場なので、

切れ味自慢の中距離型の馬でも
対応できる可能性があるレースです。

コースは年に1度だけ春の天皇賞のためだけに使用!

3000mを超える長距離レース自体が
少ないこともあり、天皇賞・春の舞台となる
京都競馬場の芝3200mは、
年に1度しか使用されない設定です。

向こう正面からスタートし京都の特徴である
高低差4.3mの3コーナー坂を2度、
上り下りします。

勝負所に、この坂が待ち構えているため
下りながら加速できることが必須。

下り坂が苦手な馬は、直線手前で
置いて行かれる可能性があるコースです。

また、外回りコースを使用するため
直線で内回りコースと合流する地点で
インの進路が開くという特徴もあります。

そのため、インで我慢していても
直線で詰まりにくいので、

イン差しが効く!

というのが、京都外回りコースです。

レースのレコード・平均タイムを紹介

そんな京都競馬場の外回りの芝3200mで
実施される天皇賞・春の時計面を
見てみましょう。

レコードは2017年にキタサンブラックが
記録した3分12秒5。

■2017年天皇賞・春

ディープインパクトが持っていた
従来の記録を0秒9も更新する快記録。
3分13秒の壁を破ったのは、この年だけです。

過去10年の天皇賞・春の勝ち時計は

  • 3分12秒台…1回
  • 3分13秒台…1回
  • 3分14秒台…3回
  • 3分15秒台…3回
  • 3分16秒台…1回
  • 3分20秒台…1回(稍重での開催)

時計面ではバラつきがありましたが、
距離が長いために、展開によっての
タイムのバラつきが大きいことが
原因と考えられるでしょう。

この時期の京都競馬場の馬場は、
雨の影響がなければ、
かなり早い時計になります。

基本的には、軽い馬場向きで
高速決着に対応できそうな馬を選ぶのが
ポイントとなりそうです。

天皇賞・春の優勝賞金はいくら?

最後に、天皇賞・春の賞金をご紹介します。

  • 1着 1億5000万円
  • 2着 6000万円
  • 3着 3800万円
  • 4着 2300万円
  • 5着 1500万円

有馬記念、ジャパンカップ、日本ダービーに次ぐ
国内4番目の高額賞金となっています。
(天皇賞・秋、宝塚記念と同額)

冒頭に少し書きましたが、天皇賞・春は
春古馬3冠レースの第2戦となっています。

同じ年に、大阪杯、天皇賞・春、宝塚記念を
3連勝すると内国産馬には2億円、
外国産馬には1億円の褒賞金が与えられます。

まとめ

今回は、伝統のG1天皇賞・春の
基本情報をご紹介してきました。

かつては圧倒的なスタミナ自慢のための
レースでしたが、競走馬のスピード化が進み
スタミナだけでは勝てない
レースとなっています。

くま

クラシックを賑わせてきたエース格が
古馬となっても栄冠をつかむのか?

ねこ

それとも遅咲きの馬がスターダムに
上り詰めるのか?

出走馬のドラマに思いを馳せながら
レースを楽しんでみてください。

下の記事では天皇賞・春のレース傾向や
産駒や血統について解説しています。

⇒天皇賞・春の傾向とは? 歴代の産駒や血統をご紹介!

また天皇賞・春のレースの過去10年分の
データもまとめています。

⇒天皇賞・春の過去の結果! 10年分のデータを紹介

こちらもレース予想の際には
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