三強世代のクラシック路線と言えば
どの馬を思い浮かべるでしょうか？
古くはTTG、トウショウボーイ、テンポイント、
グリーングラスから、
平成三強のビワハヤヒデ、
ウイニングチケット、
ナリタタイシンの
BMWなど浮かべる人いると思います。
あのテイエムオペラオーの
三強世代を思い出す人も
多いのではないのでしょうか？
その世代のダービー馬といえば
アドマイヤベガです。
今回はそのアドマイヤベガについて
話していこうと思います。
アドマイヤベガの成績/戦績は？
まずアドマイヤベガの
成績/戦績から見ていきたいと思います！
生涯成績：8戦4勝
主な勝ち鞍：日本ダービー
1998年11月に新馬戦でデビューして
見事に1着入線しますが、
直線の斜交で4着降着となります。
その次戦には500万以下のエリカ賞を
選択して見事に勝利します。
3戦目はラジオたんぱ杯3歳ステークスに出走、
これも見事に勝利します。
明けて1999年、皐月賞ステップレースの
弥生賞に出走、
1.5倍の1人気になりますが、
ナリタトップロードに
敗れて2着となります。
その後皐月賞に出走しますが
6着となり、日本ダービーに出走、
2人気となり、見事に1着となります。
その後秋は京都新聞杯に出走して
ナリタトップロードを差し切り勝利、
菊花賞では1人気に支持されましたが
6着と敗れ、そのあとは休養。
翌年の宝塚記念に向けて
調整される中、繋靭帯炎が発覚して
引退します。
アドマイヤベガの獲得賞金は？
アドマイヤベガの獲得賞金について
みていきたいと思います。
獲得賞金：2億9060万2000円
この獲得賞金は三強のほか2頭と比べると、
・ナリタトップロード
獲得賞金：9億9011万2000円
・テイエムオペラオー
獲得賞金：18億3518万9000円
となり、古馬以降走ることができなかった分、
差は開けられてしまっています。
アドマイヤベガ・伝説のレース動画を紹介！
アドマイヤベガのレースの中から
レース動画を3つピックアップして
紹介していきたいと思います
その3つは京都新聞杯、皐月賞、
日本ダービーです。
2. 京都新聞杯
まず1つ目はアドマイヤベガが
菊花賞のステップレースとして
出走した京都新聞杯です。
京都芝2200m 京都新聞杯
人気は三強の一角、
ナリタトップロードが2.8倍で1人気、
そしてアドマイヤベガは3.0倍で2人気と続きます。
先頭はシーパッションが奪います、
そしてアドマイヤベガは
12番手の後方から。
ナリタトップロードは
7番手の中盤から進みます。
直線に向くと、アドマイヤベガが大外から、
ナリタトップロードは
真ん中から追い込んできます。
この2頭のたたき合いになり、
最後はアドマイヤベガが
ナリタトップロードを首差封じて完勝します。
2. 皐月賞
2つ目はアドマイヤベガの
初G1出走となりました皐月賞です。
中山芝2000m 皐月賞
1人気は弥生賞を勝ったアドマイヤベガ、
2人気には同レース2着の
ナリタトップロードとなりました。
先頭はアドマイヤラックが奪います。
アドマイヤベガは12番手から、
ナリタトップロードは8番手から追走します。
直線に向くと、アドマイヤベガは
大外から追い込もうとします、
その外からテイエムオペラオーが
思いっきり突っ込んできて、
ナリタトップロード以下を
完封して見事に勝利をあげました。
アドマイヤベガは6着に敗れてしまいます。
3. ダービー
最後はアドマイヤベガが
見事に制しました日本ダービーです。
東京芝2400m 日本ダービー
1人気はナリタトップロード、
2人気にはアドマイヤベガ。
そして3人気に
皐月賞馬のテイエムオペラオーが続きます。
先頭はワンダーファングが奪います。
アドマイヤベガは
16番手の後方から。
ナリタトップロードは11番手から、
そしてテイエムオペラオーは
1列前の8番手からとなります。
直線に向くと、テイエムオペラオーと
ナリタトップロードが
早めに前に並びかけます。
その外からアドマイヤベガ。
この3頭のたたき合いになり、
最後はアドマイヤベガが
わずかにナリタトップロードを
競り落として日本ダービー制覇となります。
アドマイヤベガの血統は？
アドマイヤベガの父母、
血統を見ていきます。
父：サンデーサイレンス
母：ベガ
父のサンデーサイレンスは
言わずもがなの名種牡馬です。
あのディープインパクトや
ハーツクライなど
様々な大物産駒を出してきました。
母のベガは現役時に牝馬2冠を達成。
繁殖牝馬としても
アドマイヤベガやアドマイヤドンを
輩出しています。
また孫にはハープスターもいます。
アドマイヤベガの性格って？
アドマイヤベガの性格は
どのようなものなのでしょうか。
その気性についてみていきたいと思います。
アドマイヤベガは気性が荒く、
レース中も癖を出すときがありました。
それゆえ得意の末脚が
不発するときも時々あり、
それが皐月賞、菊花賞の敗因にもなっています。
アドマイヤベガの脚質は？
アドマイヤベガの
脚質についてみていきます。
アドマイヤベガは
後ろからレースを進める馬で、
持ち味の切れる脚を使って
レースではその豪脚をよく見せてくれました。
アドマイヤベガの騎乗騎手は誰？
アドマイヤベガの騎乗騎手は
誰なのでしょうか、
その鞍上についてみていきます。
アドマイヤベガにはデビューから
最後の菊花賞まで一貫して
武豊騎手が乗り続けています。
アドマイヤベガの馬主は？
アドマイヤベガの馬主は
どのような人なのでしょうか、
そのオーナーについてみていきます。
アドマイヤベガの馬主さんは
近藤利一さんで
「アドマイヤ」の冠名でとても有名です。
主な所有馬
・アドマイヤコジーン
朝日杯3歳ステークス、安田記念
・アドマイヤドン
朝日杯フューチュリティステークス、
JBCクラシック、フェブラリーステークスなど
・アドマイヤグルーヴ
エリザベス女王杯
・アドマイヤムーン
ドバイデューティーフリー、
宝塚記念、ジャパンカップ
アドマイヤベガの産駒は？
アドマイヤベガの産駒は
活躍しているのでしょうか、
その子供たちについてみていきたいと思います。
アドマイヤベガは引退後、
社台スタリオンステーションで
種牡馬生活を送ります。
2004年には初年度産駒が
好成績を収めましたが、
その年の10月29日に死亡してしまい、
残した産駒は4世代のみとなりました。
主な産駒
・アドマイヤフジ
日経新春杯、中山金杯
・テイエムドラゴン
中山大障害、京都ハイジャンプ
・キストゥヘヴン
桜花賞
・ブルーメンブラット
マイルチャンピオンシップ
・メルシーモンサン
中山グランドジャンプ
アドマイヤベガが最強馬といわれるのは？
アドマイヤベガは後に活躍する
ナリタトップロード、テイエムオペラオーを
封じてダービーを勝ったことから
最強といわれることがあります。
なぜ強いのかについて
みていきたいと思います。
アドマイヤベガの皐月賞の敗因は、
体調不良による馬体重減、
菊花賞は距離の問題、
そう考えると、ベストの舞台、状態では
テイエムオペラオーや
ナリタトップロードに完勝しています。
そのまま順調で天皇賞秋や、ジャパンカップなど
東京競馬場の舞台では
本格化した後のナリタトップロード、
テイエムオペラオーを相手にしても、
主役を張っていたと思います。
その強さは
現役時にたくさん見せてくれていました。
アドマイヤベガの死因は？
アドマイヤベガは8歳と
かなり早くで亡くなっています。
その死因について
みていきたいと思います。
アドマイヤベガは
2004年の10月29日に亡くなっています。
その死因は
偶発性の胃破裂となっており、
馬には珍しい病気です。
まさか8歳で亡くなるとは思いませんでした。
まとめ
今回は3強世代の日本ダービー馬、
アドマイヤベガについてみてきました。
その強さは万全であれば
テイエムオペラオー、ナリタトップロード、
という名馬を完封しており、
菊花賞後も万全であれば
もっといいレースを見せてくれたと思います。
しかも8歳で亡くなっており、
不完全燃焼な一生を送っています。
ベガという超良血の血を受け継ぎ
その期待に応えた名馬アドマイヤベガ。
