リーチザクラウンとは? 産駒の出走での評判を紹介!

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種牡馬は、現役時代に大活躍するか
血統背景が抜群に良い馬でないと
なれないのが、現在の競馬界。

種牡馬になれたものの、その争いは
現役時代よりも熾烈で、結果が出なければ
すぐに乗馬や功労馬へ転用されてしまいます。

現役時代には世代のトップと目されながらも
G1を取れずに引退。

種牡馬としても、あまり期待されていなかった
にも関わらず初年度産駒が出走しだすと、
予想以上の勝ち上が率を見せ、
注目を集めた1頭がいます。

その名は、

くま

リーチザクラウン

種牡馬として、都落ちならぬ
“都上がり”とも言うべき出世を果たした
リーチザクラウンについてご紹介していきます。

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リーチザクラウンの産駒!子供を5頭紹介

出典:https://ja.wikipedia.org

繁殖牝馬の質を考えると
破格の活躍を見せている
リーチザクランの産駒5頭を
まずは、見ていただきましょう。

(成績は2018年8月末時点のものです)

■リーチザクラウン血統表

スペシャルウィークサンデーサイレンス
キャンペンガール
クラウンピースSeattle Slew
クラシッククラウン

1.キョウヘイ

キョウヘイ(2014年産)

母:ショウナンアネーロ
母父:ダンスインザダーク

父の可能性を示した初年度産駒の1頭。

雨のダービーで2着に粘った
リーチザクラウン産駒らしく
重馬場巧者ぶりを発揮。

重馬場のシンザン記念で優勝し、
父に初の重賞タイトルをもたらしました。

2.スーパーマックス

スーパーマックス(2014年産)

母:レヴェトン
母父:Malibu Moon

地方の佐賀競馬の所属ながら、中央競馬の
芝のレースにも参戦。重賞でも
掲示板に載るなど、中央馬と遜色のない
走りを披露している初年度産駒。

今後、ダートの交流重賞路線を歩むのか
中央の芝に挑戦し続けるのか注目の1頭。

3.ニシノアップルパイ

ニシノアップルパイ(2014年産)

母:アップルトウショウ
母父:アンバーシャダイ

リーチザクラウン産駒としてJRA初勝利を
挙げたのがニシノアップルパイ。

父譲りの先行力を武器に、現在まで
2勝を挙げています。

4.サヤカチャン

サヤカチャン(2015年産)

母:アップルトウショウ
母父:アンバーシャダイ

先ほどのニシノアップルパイの全妹。

2歳重賞で2着に入る活躍を見せ
オークスにも出走しています。

5.ニシノウララ

ニシノウララ(2015年産)

母:パラディナ
母父:Rahy

デビュー戦に快勝した後も
堅実な走りを見せ5戦2勝という成績を
残しています。

キャリアが浅いので、まだまだ成長が
期待できそうな1頭です。

リーチザクラウンの産駒の成績/戦績は?

出典:https://ja.wikipedia.org

2016年に産駒がデビューしたリーチザクラウン。
これまでにJRAでは60頭余りが
デビューを飾っています。

産駒の数が少なく、繁殖牝馬の質も
良いとは言えなかったために
ここまでの成績は、物足りない印象。

しかし、日本一のスタッドである
社台スタリオンに移動してからの産駒が
2018年に誕生しているので、

2020年デビュー組から大物が現れる
可能性を持っています。

リーチザクラウンの産駒の評判は?

リーチザクラウンが種牡馬として
注目されたきっかけが
勝ち上がり率の高さにあります。

勝ち上がり率とは、デビューした産駒が
1勝を挙げる割合のことで、
初年度産駒は中央地方合わせて
75%という高い数字を記録。

リーチザクラウン産駒は
勝ち上がりが良い

という評判になり、一躍注目を
集めることになりました。

その結果、産駒がデビューする直前には
30頭にまで落ちていた種付け数が
2016年には98頭にまでアップしました。

リーチザクラウンの種付け料は?

リーチザクラウンの種付け料は100万円。
受胎確認後の支払い条件が付いています。

JRAの重賞ホースが1頭しか
出ていない状態なので、妥当と言える
金額ではないでしょうか。

産駒は地方のダートでも活躍しているので
小さな牧場にとっては、期待したい
種牡馬の1頭と言えそうです。

リーチザクラウンの馬主は?

リーチザクラウンの現役時代は、
自身の父であるスペシャルウィークと同じ
臼田浩義さんの所有馬としてデビュー。

5歳になった時に馬主が「ニシノ」や
「セイウン」の冠名でお馴染みの
西山茂行さんに変更。

現役生活の晩年は西山さんの所有馬として
出走していました。

リーチザクラウンの現役時代の成績/戦績は?

リーチザクラウンの現役時代の
成績を見てみましょう。

通算成績は26戦4勝 [4.4.1.17]。

主な勝ち鞍

マイラーズカップ(G2)
きさらぎ賞(G3)

と重賞は2勝のみでした。

彼のデビュー戦は

伝説の新馬戦

と言われていて、リーチザクラウンは
2着に敗れるのですが、勝ったのは
後の皐月賞馬アンライバルド。

3着はG1・6勝の名牝ブエナビスタ
4着は菊花賞馬スリーロールスという
豪華メンバーでした。

かなりの期待を集め皐月賞は2番人気
菊花賞では1番人気を集めましたが
クラシックは、ダービーの2着が最高
栄冠には届かず。

古馬になってからの成長が期待されましたが
5歳時に患ったのど鳴りや、その後の骨折
あまり活躍できないまま引退しました。

リーチザクラウンの脚質は?

若駒時代のリーチザクラウンの武器は
卓越したスピードと、それを活かした
先行力。

逃げもしくは、2~3番手からの先行
という脚質でレースに臨んでいました。

レース動画を紹介

リーチザクラウンの初重賞勝利となった
2009年のきさらぎ賞をご覧いただきました。

後続に影を踏ませない圧倒的な走りを見せ
クラシック戦線に主役の1頭として臨みました。

この圧巻の走りで、能力の高さを示し、
後の種牡馬入りに繋げたと言えるでしょう。

まとめ

今回は、種牡馬リーチザクラウンについて
ご紹介しました。

現役時代は所々で高い能力を見せていたものの
病気やケガで、全能力を発揮できたとは
言えない馬でした。

その能力を受け継いだ産駒から、
自身が成し遂げなかったG1のタイトルを
獲得する馬が出てくるのか
注目してみてください。