競馬の税金で裁判になるって本当? 逮捕されない為の3つの方法

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競馬の『税金』の裁判で有名なものと言えば、
2015年に行われた

『ハズレ馬券を経費として認めるかどうか』

といったものがありますが、
税金の納め方によっては競馬ファンの誰もが
裁判に巻き込まれる可能性があるのが
今の日本の税制システムと言えるでしょう。

しかし、そういった裁判にならないための
『裏技』があるのもまた事実で、
これを知っているのと知らないのとでは
今後長く競馬を続けていく上で
大きな差になってしまいます。

今回は楽しく競馬を続けていくために
我々にできる対策といったものを中心に
紹介していきたいと思います。

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競馬の税金で裁判を避けるためにはどうする?

出典:https://blogs.yahoo.co.jp/dreamdandy1

競馬の払戻金を受けた人は全て
『納税の義務』があると言っても
過言ではありませんが、

今の日本の課税システムだと赤字でも
赤字でも税金を納めなければならないという
『矛盾』が存在します。

では、長く競馬を続けていく上で
我々にも簡単にできる

『裁判を起こされないための対策』

といったものにはどういったものが
あるのでしょうか?

1.競馬場の窓口・WINSで馬券を購入する

一番簡単で分かりやすい対策として
考えられるのがこの方法でしょう。

インターネットで馬券を買う際は
銀行口座の開設が必要で、
その口座開設の際に『個人情報の登録』
が必要となるため、
税務調査が行われた場合に個人が
特定される可能性があります。

競馬場・WINSなどで馬券を購入すれば
個人を特定されることがなく、
払戻金を受け取る際も個人情報の開示は
必要ありません。

近くに競馬場やWINSがない人にとっては
やや難しいかもしれませんが、
もし競馬で一獲千金を狙っている人は
出来るだけ『現地』で馬券を買うこと
をおススメしておきたいと思います。

馬券を買う場所によって、
本来払うべき税金をバレずにやり過ごす方法
があるのはご存知でしょうか。

競馬の税金はばれない? 購入方法で違う仕組みがおかしい現状

この記事で今の日本の課税システムの
矛盾点を知ってほしいと思います。

2.当選しても自慢しない

これも自分の気持ち一つで十分可能な
対策方法ですね。

特にグループで競馬場をやっている人に
多いですが、
高配当を的中した場合どうしても
気持ちが大きくなってしまい、
自慢したくなるのは誰もが経験したことが
あるのではないでしょうか?

しかし、こういった情報はあっという間に
周囲に広まってしまい、
何かの拍子に税務署の耳に入ってしまうと
あっという間に督促状が届くことに
なってしまいます

さらに言葉に出さなくても
急にお金の羽振りがよくなったり、
身に付けている物が急に高価になった場合も
気付かれる可能性が高いので注意が必要です。

嬉しい気持ちをグッと堪えて
一人で的中の喜びを噛みしめるのが
最大の税金対策と言えそうですね。

3.きちんと確定申告をすれば大丈夫!

当然と言えば当然ですが、
最終的にちゃんと確定申告を行えば
裁判沙汰に巻き込まれる心配はありません。

せっかく当てた高配当の一部を
税金として納めてしまうのは
腑に落ちない部分もあるかもしれませんが、
『国民の義務』として確定申告を行うのは
ある意味競馬ファンとして
最もカッコいい瞬間なのかもしれませんね。

特に家庭を持っている人や
社会的に注目される立場にある人ほど
しっかり確定申告を行うように声を大にして
おススメしておきたいと思います。

競馬の税金で逮捕されたケースはある?

出典:https://asqmii.com/user

予想会社などによる競馬詐欺で
逮捕されたケースはありますが、
競馬の税金で逮捕されたケースというのは
今のところないのが現状です。

しかし脱税問題によって裁判になるケースは
かなりの数存在しているのが現状で、
追徴課税といった形でペナルティを
受けた例もあります。

ここからは実際に刑事罰やペナルティを
受けたケースを紹介しながら、
こういった事例に巻き込まれないような
注意点を挙げていきたいと思います。

見せしめで理不尽な刑事罰になった過去の例

大阪府に住むある男性の話になりますが、
平成24年と26年の計2回WIN5を的中させて
約3億円の払戻金を得ていたにもかかわらず、
多くの人が確定申告を行ってない
といった理由から納税を怠っていました。

しかし、税務署による税務調査によって
納税を行っていないことが明らかとなり、
『税金を払うのが嫌である』
という身勝手な理由での脱税を悪質と判断し、

追徴課税という『行政処分』に加えて
刑事事件として摘発されたことから
『刑事罰』も含めた両方の処分
科されることとなりました。

立件された被告は、
行政処分が科されることに関しては
反省して受け入れているものの、
刑事罰を科されるのは他の競馬ファンへの
見せしめにしたいだけだと主張し、
刑事罰は理不尽であるとの見解を
示しました。

実際に馬券が的中しても申告していない人が
多数いるのは事実であるだけに、
この主張には共感できる部分もありますが、
実際に自分がそういった状況に
巻き込まれないためにも
納税に関してはしっかり行っておくのが
賢明と言えるのは間違いないでしょう。

脱税がばれるとどんなペナルティがあるの?

馬券が的中した時の払戻金が
多ければ多いほど、
どうしても税金を納めることに対して
二の足を踏んでしまうのは
当然と言えば当然でしょう。

しかし、最終的に『脱税』といった形で
摘発されてしまうと、
所得税法違反という形で本来の税額に加えて

  • 『無申告加算税』
  • 『重加算税』
  • 『遅延税』

といったものが加わってしまい、
払戻金額のほぼ全額を徴収されてしまう
ことにもなりかねません。

バレない可能性もないわけではありませんが、
インターネットで馬券を購入すると
記録が残ってしまうことから
やはりバレる可能性の方が大きいだけに、

ペナルティを避けるために高額配当の際は
しっかり確定申告しておくのが
無難と言えるでしょうね。

一般的な税金と同じで、
競馬の税金に関しても
『時効』といったものは存在します。

競馬の税金には時効はあるの? 知らないと痛い目に合う期限を解説

この記事の内容を理解して、
自分が損をしないようにその期限を
しっかり覚えておいてくださいね。

一口馬主になると節税効果はあるの?

出典:http://www.itmedia.co.jp/

昨年インターネット会社の大手である
DMM.comが、毎年北海道で開催される
『セレクトセール』において
多くの素質馬を高額で落札し、
それらの馬を一口馬主事業として
展開していくことが大きな話題と
なりました。

元々競走馬を所有すること自体が
『税金対策』になるといった話もありますが、
実際のところ『一口馬主』をすることでの
節税効果とはどれくらいの期待が
できるのでしょうか。

競走馬が稼いだ賞金の取り扱いが
『事業所得』となる個人馬主に対して、
一口馬主で稼いだ賞金は
『雑所得』として扱われます

仮に所有馬が賞金を稼げずに
収支が赤字になった場合、
『事業所得』の場合は他の各種所得と
損益通算をすることが可能で、
こういった面を考えると節税効果は
ある程度期待できると言えるでしょう。

しかし、『雑所得』の損失の場合は
損益通算をすることが認められていないため、
通常の馬主と比べると節税効果は
薄いのが現状です。

これに関してははあまり知られていない
部分が多いだけに、
これから一口馬主を始めようと
考えている人は注意してほしい点ですね。

まとめ

趣味として楽しむべき競馬にもかかわらず、
税金の取り扱い方を一歩間違えてしまうと
裁判に持ち込まれ、
最悪逮捕されてしまう可能性があることが
今回の記事で多少は伝わったのでは
ないでしょうか。

日本で生活するのであれば
『お金』と『税金』は切って切り離せない
深い関係にあるだけに、

ある程度納得した上で納めるべきものは
しっかり納める考えを持っておくことが
これからも長く競馬を楽しむ上で
絶対に必要なことだと思います。