映画『怪盗グルー』に登場する、黄色いボディのキャラクター「ミニオンズ」。
表情豊かで人間味あふれる振る舞いに、大阪のUSJでも大人気のキャラクターです。
今回は、彼らの話すミニオン語について紹介していきます。
その中でも特に謎の多い「おけつ」や「パパゲーナ」といった不思議なミニオン語についても解説しています。
ぜひご覧になってみてください。
ミニオン語(バナナ語)とは|何語なの?
ミニオンズが話すミニオン語(バナナ語)は、さまざまな言語が入り混じっています。
英語はもちろんですが、イタリア・スペイン・フランス語といったヨーロッパの言語が由来となったものもあります。
また、日本語の読み方がそのまま使われている言葉も。
監督の遊び心が盛り込まれたミニオン語を、様々なシーンから発見していくのも、映画の楽しみのひとつといえます。
ミニオン語【一覧表】
▼挨拶・感謝編
▼感情編
▼その他編
▼日本語編
ミニオン語【挨拶・感謝編】
▼挨拶・感謝編
ベロー|こんにちは
ミニオン語のベロー(Bello)は、『こんにちは』の意味を示します。
英語の「Hello」が由来のようです。
ミニオン語には、このように頭文字を「B」に置き換えて発音する言語がいくつかあります。
別名『バナナ語(Banana language)』と言われているだけありますよね。
プーパイエ|さようなら
プーパイエは『さよなら』の意味で使われます。
英語の「Bye Bye」が由来だという噂もあるのですが、真相は謎です。
しかし、映画のシーンやミニオンズの表情はとても豊かなので、映像とあわせてミニオン語を聞いていくと、読み取れる言語も多いのです。
マゼル・トフ|おめでとう
マゼル・トフ(Mazel Tov)は、イディッシュ語で『幸運を!』『おめでとう』という意味を持つ言葉です。
ミニオンズは、英語以外にも多くの言語を操るマルチリンガルです。
映画を通して、さまざまな言語に興味を持つきっかけになりますよね。
タンキュー|ありがとう
タンキューは英語の「Thank you」が由来です。
シーンによっては、スペイン語の「gracias(グラシアス)」を使っているときもあります。
相手により、使い分けをしているのかもしれませんね。
ビード|ごめんなさい
ビートは『ごめんなさい』の意味で使われていますが、由来となる言語は不明です。
映像の中で、謝る場面や困った表情の時に使われています。
ミニオン語【感情編】
▼感情編
ブーヤー|最高
ブーヤーは、ミニオンズが「やった~!」と喜んでいるときや成功したときに発している言葉です。
英語の「booyah」や「booya」が語源となっています。
タリルー・ティ・アモ|大好き
タリルー・ティ・アモは、イタリア語の「Ti amo(ティアモ)」がもととなっています。
『愛しています』という意味で、本来では、深い愛情を伝えるときに使う言葉です。
ミニオン語【その他】
▼その他編
パパゲーナ|お嬢さん
ミニオン語でのパパゲーナは、お嬢さんを意味します。
一見すると関連性がないのでは?と思うのですが、パパゲーナはモーツァルトの『魔笛』に出てくる不思議な少女の名前が由来だといわれています。
プーレ・ティカ・マサラ|カレー
プーレ・ティカ・マサラは、英語やヒンディー語の「Chicken tiki masala(チキンティッカマサラ)」がもととなっています。
ミニオン語では、カレーを指して使われますが、もともとの料理は、イギリス発祥のインド料理で、チキンティッカ(鶏肉を食べやすく切って焼いたもの)をカレーソースなどで煮込んだものです。
パラドゥ|あなたに
パラドゥは、フランス語で『あなた』という意味をもつ「tu(トゥ)」が由来となっています。
ミニオン語での「Paratú (パラ・トゥ)」は、『あなたに』『あなたのために』といった意味が込められています。
ルカ|見て
ルカは、英語の「Look at(見て)」が由来となっています。
たどたどしく話すミニオンズが言うと、可愛らしい印象ですね。
ミニオン語【日本語編】
▼日本語編
バカヤロー
映画ミニオンズのシリーズでは、日本語が所々で飛び交うことがあります。
バカヤローもそのひとつで、意味も発音も日本語のまま使われています。
ミニオンズが怒っているときや感情が高ぶっているときに聞くことができるので、ぜひ探してみてください。
ナカマ
ナカマという言葉は、映画の日本語吹き替え版のみに起用されているもので、意味も発音も『仲間』という言葉のまま使われています。
英語で聞いてみると、ナカマの部分は「Buddies(バディーズ)」と言っています。
ヤキトリ
こちらは、日本語の『焼き鳥』がそのままの意味と発音で使われています。
海外では、焼き鳥をする文化があまりなく、その珍しさやおいしさに魅了される方も少なくありません。
日本料理の感動を、そのまま映画の中でも紹介されている事実を知ると、日本人としては嬉しいですよね。
カンパイ
カンパイも日本語の発音や意味をそのまま使用しているミニオン語です。
世界にはさまざまな『乾杯』の言葉がありますが、あえて日本語が使用されていると嬉しく思いますよね。
ミニオン語で使われるおけつの意味は?
映画『怪盗グルーのミニオン危機一髪』のラストシーンの結婚式では、ミニオンズが主人公たちに歌を捧げています。
ゲイリーベーカーとフランク・マイヤーズの『I Swear』という曲を歌っているのですが、日本語吹き替え版だと、何度も「おけつ」という単語が出てくるとファンの間では有名です。
日本語だと「おけつ」となっていますが、英語版だと「underwear」と歌っており、そのまま訳すと『下着』という意味になります。
しかし、曲をよく聴くとわかるのですが、ミニオンズが「underwear」と歌っている部分は原曲では「And I swear」と歌っています。
「I swear」を訳すと『私は誓います』。
実はミニオンズは、真剣にウエディングソングを歌っていたのです。
ミニオン語は、一見適当に作られたもののように見えて、実は意味のある言葉も多く存在しています。
今回の記事を参考に、ぜひミニオン語にも注目してみてください。
意味を理解すると、もっと映画が楽しくなりますよ!
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