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【2022年版】ドッグフードおすすめランキングTOP5
最近ネットでもたくさんの種類のドッグフードが販売されるようになりました。そんな中、
- ドッグフードの種類が多すぎて選べない
- 愛犬にとって良いドッグフードの選び方がわからない
などの悩みの声を当サイトでも質問を頂くようになりました。ネットで販売されているドッグフードの中にはステマやネット広告で良い所だけを強調するだけの商品もあるので注意が必要です。
またドッグフード選びは、原材料や成分も注意が必要で、市販で販売されているドッグフードの中には、毛や爪・糞尿を含めた鶏を丸ごとミンチにした様な粗悪なドッグフードもたくさんあるのが現状です。
危険な原材料や製造方法で作られたドッグフードでは栄養が期待できないのはもちろん、犬の身体に悪影響を及ぼしかねません。毎日の食事であるドッグフードは犬の寿命や成長に大きな影響を与えますので、わんちゃんにとって良いものを選んであげたいですよね。
そこで当サイトでは、専門家に監修をお願いし、犬の身体にとって本当に良いドッグフードを徹底調査しました。市販されている主要なドッグフードを約70種に厳選し、ひとつひとつ原材料から細かくチェックし、
- タンパク質
- 原材料
- 添加物
- グレインフリー
- その他成分
- コスパ
6つの評価基準で点数をつけました。
また専門家監修の最新版のドッグフードランキングも紹介していますので是非参考にして下さいね。
▲他のサイトでオススメされているドッグフードとは一味違いますよ♪
まずは専門家に市販ドッグフードの評価を依頼しました。
現在、日本で販売されているドッグフードは200類以上あります。
そんな中から飼い主様だけの知識でドッグフードを選ぶのには限界があります。
そこで当サイトでは誤った商品紹介にならないよう、ドッグフードの専門家である小林宏幸さんに70種類以上のドッグフードの評価を依頼しました。
自身でもドッグフードを製造・販売している専門家の小林さんは、当たり前ですが、食品衛生・犬の管理栄養士の資格を取得しています。
ドッグフードの原材料や成分に関する知識はもちろん、実際に製造・販売していることで、製造の裏側や原材料の原価等の情報まで詳細に把握している分、より細かいところにまで踏み込んだドッグフードの評価ができます。
また日頃から犬の飼い主様や学生向けにセミナー活動も行なっているので、ドッグフードに悩む方に寄り添ったアドバイスができるのが強みです。
▼セミナーや学校での授業の様子
わんちゃんとドッグフードの『点数』はどんな評価で決めているの?
わんちゃんとドッグフードでは、市販されている主要なドッグフード70種類以上をひとつひとつ原材料から細かくチェックし、6つの評価基準で点数をつけました。
▼6つの評価基準《合計100点満点》
評価項目 | 配点 | 評価基準 |
---|---|---|
たんぱく質 | 20点 | タンパク質の割合。30%以上が高評価 |
原材料 | 20点 | 廃棄物は使用されていないか? ヒューマングレードで原材料が詳細に書かれていると高評価。 |
無添加 | 15点 | 有害なものを使用していないか?完全無添加が最高評価。 |
グレインフリー | 15点 | グレインフリーかどうか?炭水化物の量が少ないと高評価。 |
その他成分 | 15点 | ミネラル・脂肪・ビタミン・カルシウムなどの量を踏まえて評価。 |
コスパ | 15点 | ドッグフードの質と価格のバランスで評価。 |
安全な原材料を使っているのはもちろん、わんちゃんの健康に好影響を与えるだけの量が入っているか?も評価の対象になっています。成分が入っているだけで良い影響を与えるだけの量が入っていなければ意味がないですからね。
高評価のドッグフードTOP10
※右にスクロールできます。
商品名 | 総合 | たんぱく質 | 原材料 | 無添加 | グレイン | 他成分 | コスパ | その他要素 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
評価 | 点数 | 評価 | 点数 | 評価 | 点数 | 評価 | 点数 | 評価 | 点数 | 評価 | 点数 | 総合 | ヒューマン | 獣医 | サービス | ||
オリジン | 86点 | 5 | 20点 | 3 | 12点 | 3 | 9点 | 5 | 15点 | 5 | 15点 | 3 | 15点 | ◯ | ◯ | × | ◎ |
犬心~元気キープ~ | 83点 | 4 | 16点 | 4 | 16点 | 5 | 15点 | 3 | 9点 | 4 | 12点 | 3 | 15点 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
みらいのドッグフード | 79点 | 5 | 20点 | 4 | 16点 | 3 | 9点 | 4 | 12点 | 4 | 12点 | 2 | 10点 | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ |
カナガン・チキン | 79点 | 4 | 16点 | 3 | 12点 | 3 | 9点 | 4 | 12点 | 5 | 15点 | 3 | 15点 | × | ◯ | ◯ | ◯ |
K-9 ナチュラル | 78点 | 5 | 20点 | 3 | 12点 | 3 | 9点 | 5 | 15点 | 4 | 12点 | 2 | 10点 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
ジウィピーク | 76点 | 5 | 20点 | 3 | 12点 | 3 | 9点 | 5 | 15点 | 5 | 15点 | 1 | 5点 | ◯ | × | × | ◯ |
犬心~皮膚サポート~ | 75点 | 4 | 16点 | 4 | 16点 | 4 | 12点 | 2 | 6点 | 5 | 15点 | 2 | 10点 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
UMAKA | 74点 | 3 | 12点 | 4 | 16点 | 4 | 12点 | 3 | 9点 | 5 | 15点 | 2 | 10点 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
モグワン | 72点 | 3 | 12点 | 3 | 12点 | 3 | 9点 | 3 | 9点 | 5 | 15点 | 3 | 15点 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ネルソンズドッグフード | 72点 | 4 | 16点 | 2 | 8点 | 2 | 6点 | 4 | 12点 | 5 | 15点 | 3 | 15点 | × | × | × | ◯ |
※上位のみ掲載しています。全ての評価はこちら
ドッグフードおすすめランキングTOP5【2022年最新版】
特に評価の高かった上位5つのドッグフードの詳細を解説いたします。
総合1位:オリジン【86点】
監修者・小林さんの評価
評価要素 | 評価 | コメント |
---|---|---|
タンパク質 | ★★★★★ | 38%はドッグフードの中でも最高峰 |
原材料 | ★★★☆☆ | あまり聞きなれない原材料や乾燥肉の使用があるが、生産者の紹介などもサイトでされている。 |
無添加 | ★★★☆☆ | 危険そうな添加物は見当たらないが、種類が多いのと、詳しい説明がされていないものもある |
グレインフリー | ★★★★★ | グレインフリーなだけでなく、炭水化物の多い食材も少なく、糖質がドライフードではかなり少ない20%台 |
その他・栄養成分 | ★★★★★ | 脂肪や繊維、カルシウムなどのバランスも良い |
総合栄養食 | ◉ | |
ヒューマングレード | ◉ | |
獣医さんおすすめ | ||
サービス | A | 全額返金に対応 |
コスパ(値段) | A | 1kgあたり3000円程度なのは安い |
メリット
- 高タンパク質でドライフードでは最高レベル
- ドライフードでは糖質が非常に少なく、20%台でとても良い
- すべての栄養成分が開示されている点も安心
- 外国産ではあるが、原材料の説明がしっかりされている
デメリット
- 総合栄養食ゆえに添加物が多く使われている
- 生肉・生魚以外にディハイドレート(乾燥)肉や魚を使用している
- 聞きなれない食材が多く、七面鳥やサバやカレイ、ハーブなど全体的にどのくらいのレベルの原材料を使用しているのかは不明
- 原材料の中で“天然鶏肉風味”などが見受けられ、必要のないものまで入っているのでは?と疑ってしまう。
- 肉や魚の名前の前に“新鮮”とついているのは生の状態を意味しているのかどうなのかが気になる。
- フリーズドライをしたレバーをアピールしているが、レバーなどの内臓関係が傷みやすいためフリーズドライにして保管して製造しているということなのか?ドライフードに固めるためか?
- おそらく乾燥肉を使わないとコスト削減やドライフードにできないのだろうが、そこまでこだわるなら完全にフリーズドライのドッグフードにしてほしい
総評
これだけの良い成分に追加でグルコサミン・コンドロイチン、DHA・EPAが配合されているのは良い。リンの数値も高くはないので、ミールなどの廃棄物は本当に使ってないように思われる。添加物や原材料に対して少し気になるところはあるが、栄養成分的には文句なしなので、ドッグフード選びに迷うならオリジンを試してみると良い。
総合2位:犬心~元気キープ~【83点】
監修者・小林の評価
評価要素 | 評価 | コメント |
---|---|---|
タンパク質 | ★★★★☆ | 30%前後は高い方 |
原材料 | ★★★★☆ | ヒューマングレードで原材料産地もある程度開示されている |
無添加 | ★★★★★ | 表記上100%無添加 |
グレインフリー | ★★★☆☆ | 大麦や玄米、とうもろこしを使っているが、糖質の量が30~40%と考えられ、通常のドッグフードに比べると少し少ない |
その他・栄養成分 | ★★★★☆ | ミネラルの量が明記されていないのが気になる。オメガ3脂肪酸補給に別添の亜麻仁油があるのが嬉しい。 |
総合栄養食 | ◉ | |
ヒューマングレード | ◉ | |
獣医さんおすすめ | ◉ | |
サービス | B | 食いつきチェックサンプルあり。亜麻仁油が必ずセットでついてくるというのが買いづらい |
コスパ(値段) | A | まとめて買えば1kgあたり2000円台で買える |
メリット
- 「βグルカン」や「LPS」、オメガ3、糖質制限など、しっかり考えられて対策されている。
- 乾燥フードだけに頼らず、別添でオメガ3脂肪酸を含む亜麻仁油をつけているので、酸化などの心配を軽減している。
- ヒューマングレード・無添加で安心
デメリット
- 国産=国内産原材料を使っていると勘違いしてしまう。
国内で作っているという意味で国産と記載するのはちょっと誤解を生みやすいのではないか。 - たんぱく質が28~34%というのはなかなかいい数値ではあると思うが、犬が消化の不得意な植物性たんぱく質の量も多いのではないか。
- 犬があまり消化の得意ではない炭水化物を多く含む玄米、大麦、さつまいも、じゃがいも、とうもろこし、大豆を使用しているので、糖質制限の割には炭水化物≒糖質の量が50%近いのではないか。
- ヒューマングレードということなので、原材料名の“生魚”“魚粉”というのをもう少し具体的に記載してほしい。
- 犬が多く必要とするカルシウムを多く含む食材が見受けられず、カルシウムの量も記載されていないので十分な量を摂取できるのかがわからない。
総評
冬虫夏草やはなびらたけの原産地や質が気になる。糖質制限を推すのであれば、せめて「たんぱく質>糖質」にしてほしい。
オメガ3やβグルカン、LPSなど、どこまでがんに効果があるかはわからないが、あくまで“療法食”なので、これでがんが治るとは思ってはいけない。ヒューマングレードでたんぱく質も30%前後あることを考えるとプレミアムドッグフードの部類に入る。
総合3位:みらいのドッグフード【79点】
監修者・小林の評価
評価要素 | 評価 | コメント |
---|---|---|
タンパク質 | ★★★★★ | 40%以上あり、非常に高い |
原材料 | ★★★★☆ | 生産者の顔が出ていたり、検査済みなどの表示もあるが、具体的な産地や詳細が書かれていない |
無添加 | ★★★☆☆ | 栄養強化目的で多種使用されている |
グレインフリー | ★★★★☆ | 30%台であり、抑えられている。炭水化物≒糖質でも難消化性デンプンと記載されている。それでもとうきびたん白などの穀物がしようされているのが残念 |
その他・栄養成分 | ★★★★☆ | これだけ高たんぱくなので脂肪がもう少しあっても良い気がする |
総合栄養食 | ◉ | 療法食なので〇 |
ヒューマングレード | ◉ | |
獣医さんおすすめ | ◉ | |
サービス | A | 初回無料・全額返金対応 |
コスパ(値段) | B | 亜麻仁油付きで1kgあたり5000~6000円 |
メリット
- たんぱく質が非常に高く理想的
- 糖質が30%台に抑えられている
- 製薬会社企画で専門家の協力もあり、理論立てて説明してあり、資料も揃ってあるので使用原材料や成分値に説得力がある
- 難消化性デンプンは今後注目すべき栄養素
- がん予防に効果があると言われているオメガ3脂肪酸配合の亜麻仁油はドライフードに混ぜてしまうと熱で酸化してしまうため、別添でつけているところが◎
デメリット
- 難消化性デンプン(レジスタントスターチ)の効果を主張しているが、どこまで効果があるのか不明。ドッグフードを乾燥させるには一般的に90℃くらいは必要と思われるので、どこまでレジスタントスターチが残っているかは疑問。レジスタントスターチは基本的に食物繊維と同じ働きをすると言われているので、成分値で糖質が30%以上入っており、全てが難消化性デンプンであれば多すぎるのではないか?また、一部がαデンプンであれば、市販のフードに比べれば糖質は少ないが、がん・腫瘍対策のための糖質制限になっているかは疑問
- 成分的にも、公式ページでの説明も非常に良いのだが、肝心のメインの原材料の鮮度や産地の詳しい説明がないのが残念。
総評
個人的に食事に関しては正解がなく、いろんな意見があっていいと思っているので、「犬は完全な肉食ではなく穀物も消化できる」という立場から高タンパク質を採用しつつも難消化性デンプンの配合などもできていて、名前の通り「未来」のドッグフードを感じさせる他にはないフードかもしれない。
難消化性デンプン(レジスタントスターチ)に関してはまだまだわからないことだらけなので、評価を書く立場としてはもっと資料を掲載してほしかった。
総合4位:カナガン・チキン【79点】
出典https://www.canagandogfood.co.jp
監修者・小林の評価
評価要素 | 評価 | コメント |
---|---|---|
タンパク質 | ★★★★☆ | 33% 非常に高い |
原材料 | ★★★☆☆ | ヒューマングレードであるが、もう少し原材料の詳しい説明がほしい。乾燥チキンではなく、生肉を入れてこのたんぱく質にできればさらに良い。(売価が高くなってしまうが) |
無添加 | ★★★☆☆ | 有害性のありそうなものは使っていないが、種類が多い。 |
グレインフリー | ★★★★☆ | グレインフリーで糖質30%台と少なく高評価。 |
その他・栄養成分 | ★★★★★ | カルシウムも2%近くあり、脂肪も17%と他のドッグフードに比べ高くて良い。 |
総合栄養食 | ◉ | FEDIAF基準の工場で製造 |
ヒューマングレード | ◉ | |
獣医さんおすすめ | ◉ | |
サービス | B | 定期購入などあり。 |
コスパ(値段) | A | この価格でこの成分なら安い。しかし安い分原材料の質が気になるところ。 |
メリット
- ヒューマングレードであること
- 無添加であること。このくらいの賞味期限は有害な保存料は使ってないと思われる
- たんぱく質が30%以上
- 低炭水化物
デメリット
- チキンの生肉と乾燥を分けている理由が不明。
どっちにしろドッグフードにする工程で乾燥させるので生肉を使った方が良い。生肉26%、乾燥25%というのを見ると単純に生肉を原材料の一番上に持ってきて生肉使ってますアピールをしたいのでは?乾燥チキンはコスト削減としか思えないですね。 - ヒューマングレードでこの成分でこの価格は妙に安い
- ヒューマングレード、人間が食べられるなどの基準はないので言ったもん勝ち 本当に人食べられる原材料なのか?
- 乾燥チキン、鶏脂、チキングレイビーなど、どのくらいの鮮度のものでどの部位を使っているのかが不明。
総評
成分的にバランスの良いドッグフードです。ハーブなどの高価な原材料やヒューマングレードのものを使ってこの値段は安いでしょう。ただ乾燥チキンの割合が多いのが難点。新鮮な生肉をもっとたくさん使った方が犬に絶対に良いのは確かです。とは言え1kg2000円程度ということで市販のドッグフードよりは良い原材料を使い、添加物も控えていると思うので、最低限犬にはこのラインのドッグフードを与えてほしい。
総合5位:K-9ナチュラル【78点】
監修者・小林の評価
評価要素 | 評価P | コメント |
---|---|---|
タンパク質 | ★★★★★ | 30%後半は非常に高い |
原材料 | ★★★☆☆ | 詳細な説明がほしい |
無添加 | ★★★☆☆ | 有害そうなのは見当たらない |
グレインフリー | ★★★★★ | 糖質10%以下で理想的 |
その他・栄養成分 | ★★★★☆ | 脂肪がたんぱく質の数値を越えているのが気になるが、他は問題なさそう。 |
総合栄養食 | ◉ | |
ヒューマングレード | ◉ | |
獣医さんおすすめ | ||
サービス | B | ちょこっとパックあり |
コスパ(値段) | B | フリーズドライなので水で戻せば1kg3000~4000円の計算になるが、K-9自体も生食を推しているので、それならもっと良い生肉を食べさせた方が良い |
メリット
- ヒューマングレード
- ラム、ビーフ、チキンなどいろんな種類が出ているので、アレルギーのある犬にも安心
- 糖質が10%以下でとても良い
- フリーズドライ製法は生肉や生の食材に含まれるビタミンや酵素をそのまま摂取することができる
デメリット
- たんぱく質より脂肪の数値が高いのが気になる。脂肪の分もっとたんぱく質の数値を増やしていたらなお良い。
- そのままでも食べさせられるが、ぬるま湯や水で1回戻すのに少し時間がかかる。ぬるま湯で戻して時間を置きすぎてしまって腐ってしまったという声も。
- 総合栄養食ということで栄養強化の目的や、酸化防止や保存料の意味も含む添加物が使われている。
- フリーズドライ製法でも45度未満の加熱を必要とするので、40℃台でも厳密にいうと栄養素(ビタミンや酵素)に影響はあるのではないか。
総括
K-9ナチュラル自体が生食を推している会社なので、フリーズドライの方がたしかに扱いやすいが、是非生食ドッグフードも出してほしい。
ヒューマングレードやニュージーランドの厳しい基準などをアピールしているが、外国産だからこそ、日本人でもわかるレベルで原材料の説明や、ニュージーランドから日本に輸送される過程(船の温度管理など)も詳細な説明があるとさらに信頼できる。
カリカリタイプのドライフードよりはフリーズドライのドッグフードの方が栄養面でははるかに良いだろう。
【初心者必見】良質なドッグフードを見極める5つの選び方
ドッグフードを選ぶとき、何を重視して購入していますか?
あまりドッグフードについて詳しくない方だと、年齢・犬種・値段・食いつき・形状・国産かなどを見ている方が多いかもしれません。
しかしそれだけでドッグフードを選んでしまうと、アレルギーや肥満を引き起こしたりと、体調を崩す原因になることがあります。
本当に安全で品質のいいドッグフードを選ぶためには、以下の選び方を参考に選ぶことがおすすめします。
- 危険な原材料が入っていないか?
- 添加物が多くないか?
- タンパク質の割合が多いか?
- グレインフリーかどうか?
- 値段が安すぎないか?
それぞれの見方について詳しく紹介していきます。
1.危険な原材料が入っていないか?
ドッグフードを選ぶ際は、危険な原材料が入っていないか必ずチェックしましょう。
市販のドッグフードには、人間が食べることのできないレベルの粗悪な原材料が普通に使用されているのが現実です。
ただ危険な原材料といっても一見は分かりにくいので、こちらに危険な原材料をまとめました。
ドッグフードに含まれる危険な原材料
「ミール」「穀類」「副産物」「骨粉」「家禽」「家禽ミール」「~粉」「~パウダー」「~エキス」「~類」「~等」
原材料を曖昧に表示しているドッグフードが多いですが、このような表記が多いドッグフードは人間が食べることのできない粗悪な原料を混ぜている可能性があります。
中には4Dミートと言われ、
- Dead(死んだ動物の肉)
- Dying(死にかけの動物の肉)
- Diseased(病気の動物の肉)
- Disabled(障害のある動物の肉)
このようなお肉を使用していることもあるんです。
それらはわんちゃんにとって、全く栄養にならないだけでなく、体に老廃物として溜まったり消化吸収を阻害してしまいます。元気がなくなり体調不良になったり、アレルギー原因にもなりかねません。
安全な原材料を見極めるには、
- 上記のような表現はないか
- 具体的で明確な名前で書かれているか
- ヒューマングレードの記載があるか
を確認しましょう。
例えば良質な原材料を使っているのであれば、「肉類」ではなく、「鶏肉」「ササミ肉」などの具体的な材料が記載されています。
気になる原材料があれば、そのドッグフードのHPなどに具体的な説明はあるのかを確認しましょう。
さらにドッグフードのHPで、
- 1つ1つの原材料の産地が明確か
- 1つ1つの原材料はどのように作られているか
- ドッグフードの製造方法が明確か(低温製法など)
なども見てみるとより安心ですね。
2.添加物が多くないか?
市販の多くのドッグフードには、保存性や見た目、嗜好性などを良くするために、多くの添加物が使われています。
添加物にも様々な種類がありますが、どれもわんちゃんにとってメリットはなく、物によってはわんちゃんの体に悪影響を与える添加物も多く使用されているのが現実です。
もちろん、完全無添加のドッグフードが一番理想的ですが、保存が可能な市販のドッグフードでは“無添加”の記載があっても、ほとんどが何かしら添加物や天然由来の添加物を使用しています。
中でもドッグフードに使用されることの多い代表的な危険な添加物には注意しましょう。
代表的な危険な添加物
- BHA、BHT(酸化防止剤)
- 赤色2号など着色料(色+数字)
- 亜硝酸ナトリウム+ソルビン酸、ソルビン酸カリウム
- プロピレングリコール(保湿剤)
これらの添加物には、発がん性や赤血球の破壊など、怖い病気を引き起こす可能性があります。
そのためドッグフードを選ぶ際は、
- 出来るだけ添加物の少ないもの
- 人工添加物か天然由来の添加物なのか
- 危険な添加物は入っていないか
をしっかりと確認しましょう。
ただ天然由来の添加物ならいいというわけではないので、やはりその添加物が安全なものか、1つ1つ確認するのがいいでしょう。
詳しくは、危険な原材料についても紹介している
こちらの記事をご覧ください!
⇨ドッグフードの危険な添加物一覧!原材料の選び方も解説【栄養士監修】
3.タンパク質の割合が多いか?
ドッグフード選びにおいて、最も大切な栄養素なのがタンパク質。
肉食動物に近い犬にとって、最も消化の得意な栄養素が動物性のタンパク質であるため100%の配合割合の中でタンパク質が1番多く含まれているもの、尚かつ良質なタンパク質が含まれているものを選ぶようにましょう。
理想的な割合は?
ドライフードの場合、理想的なタンパク質の割合は35~40%程度。(半生やウェットは25~30%程度)
ドッグフードの有名な栄養基準であるAAFCOでは、乾ドライフードのタンパク質の推奨割合が18~22%(成犬)となっていまが、このAAFCOの基準はあくまで最低割合と思ってください。
現在販売されているドライフードでも1番高いもので40%前後ありますので、最低でも30%は越えているものを選びたいところです。
タンパク質は動物性か植物性か?
ドッグフードに含まれるタンパク質には、動物性と植物性があります。動物性タンパク質とは肉や魚の食材が該当し、植物性たんぱく質は米やとうもろこし、小麦などの穀類や、大豆製品・イモ類に含まれるたんぱく質を指します。
肉食動物に近い体内構造をしている犬にとって、多く摂取したい栄養素は動物性タンパク質です。
植物性タンパク質は糖質や食物繊維などの炭水化物が多く、犬にとって消化が得意ではありません。食べさせたらダメというわけではありませんが、より必要なのは動物性のタンパク質になります。
また肉類やミールの記載ではなく、【~肉・~魚】と、はっきりとお肉の種類が記載されているものを選ぶようにしましょう。
良質なタンパク質を多く摂取すると、わんちゃんの体には様々なメリットがあります。
- 体が引き締まる・筋肉がつく
- 皮膚と被毛の健康維持
- 涙やけの改善
- 便通の改善や便臭の緩和
- 口臭や体臭の緩和
- アレルギー症状の緩和・予防
- 肥満予防・改善
- 食欲が増し元気になる
タンパク質を多く取ることは、特定の病気があるわんちゃんや事情があるワンちゃんを除いて、デメリットになりません。
市販のほとんどのドッグフードは動物性たんぱく質が不足しているため、飼い主さんが「食べさせすぎ」と思うくらいが丁度良いでしょう。
「じゃあ、うちの子はどのくらいタンパク質が必要なの?」と
気になった方!こちらの記事をぜひチェックしてみてください。
⇨ドッグフードのタンパク質の割合!年齢・体重別の必要量はどのくらい?
4.グレインフリーかどうか?
ドッグフードを選ぶ際は、グレインフリー(穀物不使用)かどうかを確認しましょう。市販されているドッグフードには、とうもろこしや小麦などを主に使用しているものが多くあります。
しかし穀類は、肉食動物に近い犬にとってあまり必要のない食材です。ただ単にかさ増しやコストダウン、つなぎ目的で入れらていることがほとんどで、わんちゃんにとってはアレルギーや肥満の原因にもなるので、気を付けたい食材です。
また、穀類の品質自体も人が食べられる部分を除いた廃棄物のようなものが使われている可能性もよくあるので注意が必要ですよ。
ただし、グレインフリーでなくても、犬心やみらいのドッグフードのように品質のいいドッグフードもあります。(アレルギー性の低い大麦や玄米を使用しています)
そのためたとえ含まれていたとしても、
- 量は多くないか?
- 糖質が高すぎないか?
- 品質は安全か?
など細かくチェックしましょう。とうもろこし、コーン、小麦が主原料・原材料に多く含まれているものはおすすめしません。
グレインフリーのフードを与えるメリットやデメリットなども
さらに詳しく紹介している記事はこちら。
5.値段が安すぎないか?
ドッグフードの値段は品質を見極めるには大切なポイントです。良質なドッグフードの値段の目安として、最低でも1kgあたり2000円以上はかかると考えておきましょう。
もちろん値段が高いほど良いドッグフードというとわけではありませんが、まともな原材料を使ってドッグフードを作ると、やはりそれだけコストはかかります。
そのため安すぎるドッグフードは、粗悪な原材料や穀物を使用するなど、低コストでドッグフードを作っているので、日頃の食事としてわんちゃんにあげるのは危険です。
▼ドッグフードの選び方の動画です