馬の色の種類!8つの毛色の分類&特徴をご紹介!

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競馬を見ていると馬によって
毛の色が違うことに気づくと思いますが
何種類あるかご存知でしょうか?

答えは、8種類!

日本の競走馬の名前や血統登録を行う
ジャパン・スタッドブック・インターナショナル
で認められる馬の毛色は
8つに分類されています。

この8種類の色を全部挙げることは
できますか?

レアな毛色もあるので、1つや2つ
名前が出てこない色もあるかもしれませんね。

そんな競走馬の毛色の種類について
特徴や代表馬をご紹介していきます。

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1.かげ(鹿毛)

出典:https://ja.wikipedia.org

競走馬の約半数が分類されるのが
鹿毛です。

明るい色から暗い色までありますが、
たてがみや尻尾といった長毛と
脚の下部が黒色という特徴があります。

明るい鹿毛の場合、栗毛と似ているのですが、

ウマ

違いは長毛と脚の下部の色。

鹿毛はご紹介したように黒くなりますが
栗毛は黒くなりません。

代表馬

ディープインパクト、メイショウサムソン、
ウオッカ、アパパネ、ロードカナロア、
ジェンティルドンナ、キタサンブラック

 

2.くろかげ(黒鹿毛)

出典:https://ja.wikipedia.org

その名の通り、鹿毛を黒くした
感じの毛色が黒鹿毛。

黒さの程度によって、ほとんど真っ黒に
見える場合もあります。

眼の周辺、腋、ひばら、下腹や内股は褐色、
長毛と脚の下部は黒色という特徴があります。

代表馬

ナリタブライアン、ヒシアマゾン、
エルコンドルパサー、スペシャルウィーク、
シンボリクリスエス、ブエナビスタ

3.あおかげ(青鹿毛)

出典:https://ja.wikipedia.org

黒鹿毛と区別がつきにくいかもしれませんが
最も黒に近い毛色が青鹿毛。

全身ほとんど黒色で眼、鼻の周辺、
腋、ひばら等がわずかに褐色という毛色。

黒鹿毛より艶っぽく光っているのも
特徴と言えます。

代表馬

メジロラモーヌ、マンハッタンカフェ、
フェノーメノ、ソウルスターリング

4.あおげ(青毛)

出典:https://ja.wikipedia.org

先の3つの色と比べると、レアな青毛。
被毛、長毛共に黒い毛をしています。

季節によって、毛先が褐色となって
黒鹿毛や青鹿毛のように見えることもあります。

代表馬

シーザリオ、ヴィルシーナ、ヴィブロス

 

5.あしげ(芦毛)

出典:https://ja.wikipedia.org

生まれた頃は、黒っぽいグレーですが、
年齢が進むにつれて真っ白になっていくのが
芦毛。

若駒の時には、一見、芦毛だとわからない馬も
珍しくありません。

元々は栗色、鹿毛、青毛等ですが、
被毛全体に白い毛が混じっています。

代表馬

タマモクロス、オグリキャップ、
メジロマックイーン、ビワハヤヒデ、
クロフネ、ゴールドシップ

6.くりげ(栗毛)

出典:https://ja.wikipedia.org

最も明るく見える色が栗毛。明るいので
馬体が大きく見えるのが特徴。

被毛は黄褐色で、長毛は被毛より濃い場合も
白色に近いものもあります。

たてがみや尻尾が白っぽく金髪に見える
写真のトーホウジャッカルのような馬を

ウマ

尾花栗毛

と言い、かなり目立つので、
人気になる馬も多くいます。

代表馬

マヤノトップガン、タイキシャトル、
グラスワンダー、テイエムオペラオー、
ダイワメジャー、ダイワスカーレット、
オルフェーヴル

7.とちくりげ(栃栗毛)

出典:https://ja.wikipedia.org

渋めの栗毛、栗毛と鹿毛の間といった
印象の毛色が栃栗毛。

黒味の濃いものもありますが、
黒色にはなりません。
長毛は栗毛と同じように被毛より
濃いものから、白に近いものまであります。

代表馬

サッカーボーイ、サクラローレル、
マーベラスサンデー、コイウタ、
ノンコノユメ

8.しろげ(白毛)

芦毛と違って、生まれた時から白い
突然変異とも言えるのが白毛です。

白色または全身の大半が白色で生まれますが、
眼には色素があり、ピンクの皮膚の一部に
斑点があるというのが特徴。

白毛についてはメカニズムが未だに
解明されていない未知の毛色です。

代表馬

ユキチャン、ブチコ

ご紹介した動画のレースは、
全8色の毛色が集結したという
かなりレアなレースです。

芦毛を有名にしたのはオグリキャップ

出典:https://prc.jp/jraracingviewer/index.html

最近の競馬界ではあまり言われませんが

テスコボーイ産駒の栗毛は走らない

のように、昭和の時代には、毛色について
色々なジンクスがありました。

その中の1つとして言われていたのが

芦毛の馬は走らない

今では、ほとんど語られなくなった
このジンクスを覆したのが
オグリキャップでしょう。

地方から中央に移籍し、エリートたちを
次々と倒しG1に4勝したアイドルホース
オグリキャップ。

1つ年上の同じ芦毛のタマモクロスとの死闘。
同じく芦毛のホーリックスとの
世界レコード決着。

芦毛同士の名勝負をいくつも展開した
オグリキャップの存在で、芦毛の馬の
存在を有名にしていきました。

オグリキャップについて詳しくは
こちらの記事をご覧ください。
⇒オグリキャップとは?伝説のレースや子孫の情報を紹介

オグリの後には、2018年までで唯一の
芦毛のダービー馬ウイナーズサークルや
最強ステイヤー・メジロマックイーン、
ビワハヤヒデと芦毛のスターが続出

芦毛伝説

と言われるようにもなりました。

一時期、芦毛の活躍馬が少ない時期も
ありましたが、近年ではゴールドシップや
エイシンヒカリが国内外で活躍しました。

まとめ

今回は、競走馬の8種類の毛色について
ご紹介しました。

素人目には判別がつきにくい事もありますが
生まれた時に、獣医師などの目で
きちんと判別されて登録されています。

かわいく見える白っぽい馬が好き

黒い毛がカッコよく見える

ねこ

筋骨隆々の栗毛が良い

など、毛色にも好みが出てくると思いますので
自分の好みの毛色の馬を見つけて
応援してみてはいかがでしょうか?