競馬の予想!パドックでチェックしておくべき5つのポイントとは?

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一度でも競馬場に行ったことのある方は
レース前に馬が周回する場所である
『パドック』を見たことがあると思います。

競馬では『パドック』を見て
レースの予想をしたりしますが、
そこで周回している馬の動きは

皆バラバラでどの馬が好状態なのかを
判断するポイントというのは
意外と知らないことが多いですよね?

また『パドック』だけで
競馬の予想が本当にできるんでしょうか?

今回はそのパドックにおける
注目点を何点かのポイント別に
分けて解説してみたいと思います。

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馬体重

基本的に±10キロ以上増えている
馬に関しては注意しておいた方が
いいと思います。

特に休み明けでの出走馬に関しては
大きく馬体重を増やしてくる馬が多く、
よほど能力が抜けている馬以外は
評価を下げておいた方がいいでしょう。

ただ、馬体重の増減を考察する場合、
『季節』によって考え方を変えた方が
いい場合があるのは覚えておいた方が
いいと思います。

例えば夏の暑い時期は当然ながら
発汗が多くなり、多くの馬は馬体重を
減らす傾向にありますが、

そこでしっかり調教を積まれながら
馬体を大きく増やしてくる馬は
それだけ体調がよく充実している
と見ることができます。

逆に寒い時期においても、
汗をかきにくく馬体を絞りにくい中で
大きく馬体重が減っている馬は
それだけしっかり調教を積んできた
と見ることもできる訳ですね。

これを踏まえた上で、次は競走馬の
『発汗』について考えたいと思います。

発汗

競走馬はレースの前に『パドック』を
周回することが義務付けられていますが、
そこで注目すべきポイントが
『異常な発汗』によるある現象です。

パドックを見たことがある方は一度は
目にしたことがあると思いますが、
ゼッケンの下から『白い泡状の付着物』が
出ていたら注意が必要です。

これはその競走馬がかいた多量の汗が
こすれたことで生じるもので、
白い付着物=イレ込みの証明
となるわけですね。

無駄なイレ込みはそのままレース中の
スタミナロスに繋がるだけに、
パドックで注目すべき重要ポイントの
一つと言えるでしょう。

次は各馬の『歩き方』についてです。

歩き方

競走馬にも『個性』があり、その歩き方に
ついても千差万別ではありますが、

全体的な傾向としてパドックの外側を
堂々と歩いている馬に関しては
高評価していいと思います。

基本的に競走馬は臆病な生き物で
多くの人がいる場所を避けることが
多いですが、人との距離が近い外目を
歩けるというのはそれだけ馬自身に気合が
乗っている証拠と見ていいでしょう。

逆に小走りのような歩き方や、
頭を激しく上下している場合は
注意が必要です。

早歩きになってしまうのは馬自身が
臆病であることを証明するもので、
特に初めてのレースとなる
『新馬戦』などでよく見られます。

さらに頭を激しく振る行動も
テンションが上がっている証拠であり、
それだけレースでもイレ込む可能性が
高くなるため評価を割り引く必要が
あると思います。

次は『馬体』についてですが、
ここでは大きく3つの項目に分けて
見ていきたいと思います。

馬体

レースには最大18頭の馬が
出走する可能性があり、パドックでも
それだけ多くの馬が周回するため、
お目当てのチェックする時間というのは
意外と限られてくるものです。

ここでは以下の3点に注目して
その馬の『馬体』を見る上での
チェックポイントを挙げたいと思います。

お腹周り

レースに出走する各馬のゼッケンを締める
『腹帯』といったものがありますが、

この腹帯が馬体に食い込んでいる馬は
重めが残っている可能性が高いです。

もちろんこれにも個性がありますので
全ての馬においてそうとは言えませんが、

調子のいい馬ほどお腹周りがスッキリ
してくる傾向があるため、

その馬の調子を見る上では分かりやすい
ポイントの一つと言えるでしょう。

また、あばら骨が浮いてしまっている
場合はスタミナ面に大きく影響を
与えることが多いため、
注意が必要と言えるでしょう。

毛ヅヤ

毛ヅヤがいい馬の特徴で
一番分かりやすいのは
毛並みが揃っている』といった点です。

特に調子のいい馬に関しては
馬体の皮膚が薄く、光輝いて見えることが
多いので天気のいい時ほど
見分けやすいポイントと言えるでしょう。

逆に毛ヅヤが悪い馬に関しては毛並みが
不揃いでボサボサなことが多く、
特に寒い時期によく見られる『冬毛』
というのが特徴の一つです。

ただ、気温が比較的高い春から秋にかけて
毛並みが悪い馬というのは内臓面に
問題があることが多いため、
注意が必要と言えるでしょう。

全体的なバランス

歩き方や気合の有無など細かく見ていけば
キリがないのがパドックですが、
最終的には『全体的な雰囲気』で
感じるのが最もいいかもしれません。

個人的には『自分のペースで
ゆったりと周回している馬』は

精神面で非常に落ち着いている
ことから好印象で、レースでも
好結果を残すことが多いです。

短距離であれば気合乗り、
長距離であれば落ち着き、

といったように『返し馬』を
含めての全体的なバランスで見るのも
重要なポイントの一つだと思います。

最後は上記にも出てきた
『イレ込み』についてです。

イレ込み

パドックでイレ込んでいる馬を見る
ポイントとして、首を激しく上下する・
尻っぱねをする・小走りで厩務員を
引っ張ってしまう、といった動きがあります。

こういった動きを見せる馬はレースでも
無駄なスタミナを消費してしまう
ことが多く、それだけ他の馬に対して
既に不利な条件にあると見ていいでしょう。

また、基本的にパドックは
1頭の馬に対して厩務員1名が
引く形になりますが、

2名が引いている場合もそれだけイレ込む
可能性が高い馬であることが多いため、
注意しておいた方がいいかもしれません。

但し、首を上げ下げしている状態に
ついてですが、馬自身が首を
『下に引っ張っている』状態は
気合が乗っている状態の証明であり、

その姿が鶴の立ち姿に似ていることから
『鶴首』と呼ばれています。

この鶴首でパドックを周回している
馬に関しては程よく気合が乗った
好状態であることから
高評価してもいいかもしれませんね。

まとめ

以上に挙げたのはパドックを
チェックする上での
基本的なポイントではありますが、

何度も述べているように『個性』のある
馬が多いだけに、どういった見方が
正解であるかというのはありません

何度もパドックを見ることが
『経験』となって
自分の中の判断材料が増えていくだけに

1頭でも多くの馬を見ることが
『相馬眼』を身に付ける上での
重要なポイント
言えるのではないでしょうか。