競走馬の値段をランキングで! セリの最高額はどのくらいなの?

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競走馬を買う方法をご存知でしょうか?

1つは、庭先取引と呼ばれる
生産している牧場で、直接やり取りをして
購入するもので、かつてはほとんどの馬が
この方法で取引されていました。

庭先取引に変わって、ポピュラーな
購入方法となっているのがセリです。

昔は、庭先で買い手がなかった馬が
出されるというイメージがありましたが
今では、セリで取引された馬が
大活躍することも珍しくありません。

あのディープインパクトも
セリで7000万円で購入された馬でした。

今回は、そんなセリに注目して
セリで落札された馬の値段を
ランキングでご紹介します!

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競走馬のセリの最高額は6億円! 高額な馬は賞金を稼ぐの?

詳細は後ほど書きますが、日本での
サラブレッドのセリでは6億円を
超える金額がついている馬もいます。

6億円となるとG1で5勝ぐらい
しないと賞金だけでは元が取れませんが
高額な値段がついた馬は、果たして
それだけの活躍をしているのでしょうか?

馬の値段の相場はいくら? サラブレッドは高い!

競走馬の取引価格がわかるのは、
セリで取引された馬だけなので
明確な相場はわかりません。

参考までに、日本で行われている
1歳馬セールの価格を見てみると

■2018年のセールの価格

セレクトセールセレクションセールサマープレミアムサマーセールオータムセール
平均価格4585万円1459万円1111万円459万円162万円
中間価格3100万円1300万円1000万円400万円260万円
最高価格2億5000万円4100万円3000万円3100万円2000万円
7/10開催分7/17開催分*2017年

とバラつきがあります。

安ければ200万円ぐらいから
高ければ億を超える馬もあるというのが
サラブレッドの価格です。

高額な馬ほど賞金を稼がないってホント?

活躍する可能性が高いと思われるから
高い値段がつくわけですが、
その期待通りに活躍しているのでしょうか?

2018年上半期が終わった時点で、
G1を優勝したセール馬の最高金額は
アドマイヤグルーヴとサトノダイヤモンドの
2億3000万円。

3億円を超える馬でG1を勝った馬は
出ていませんが

高額な馬が、大きなレースに勝ったり、
出世することも多く、賞金を稼いでいない
というわけでもありません。

しかし、金額が高くなればなるほど、
賞金を稼がなければ馬代にならないので
高額馬ほど、ハードルは高くなるほか

アクシデントでデビューできなかったり
活躍できなかったときに

〇億円の馬引退

という見出しになりやすいため、
高額馬は不遇に終わった際に
目立ちやすいと言えます。

億越えの競走馬をランキングでご紹介!

続いては、日本国内のセールで
取引された馬の金額をランキングで
ご紹介しましょう。

みなさんのご存じの馬は、
入っているのでしょうか?

1.ディナシー(牝)

ディナシー(2006年産)

父:キングカメハメハ
母:トゥザヴィクトリー
母父:サンデーサイレンス
価格:6億3000万円

全弟にG2勝ちでクラシックを賑わせた
トゥザワールド、トゥザグローリー、
全妹に重賞勝ちのトーセンビクトリーがいる
ディナシー。

現役での活躍が期待されましたが
未出走のまま繁殖入り。
現在は繁殖牝馬として活動中です。

2.イルーシヴウェーヴの17(牡)

イルーシヴウェーヴの17(2017年産)

父:ディープインパクト
母:イルーシヴウェーヴ
母父:Elusive City
価格:5億8000万円

2017年のセレクトセールに当歳で
出され、驚愕の金額となったのが
イルーシヴウェーヴの17。

母イルーシヴウェーヴはフランスの桜花賞に
あたるプール・デッセ・デ・プーリッシュに
優勝した名牝。

アドマイヤの冠名でお馴染みの
近藤利一さんが落札しました。

3.ザサンデーフサイチ(牡)

ザサンデーフサイチ(2004年産)

父:ダンスインザダーク
母:エアグルーヴ
母父:トニービン
価格:5億1450万円

歴史的名牝という母に、G1馬の姉、
近親にも重賞ホースが続出している
という血統に生まれ、5億超えを記録。

しかし、準オープンまでしか出世できず
41戦3勝 という成績で引退。

種牡馬入りしたものの、年間10頭前後の
種付け数となっています。

4.ラストグルーヴ(牝)

ラストグルーヴ(2010年産)

父:ディープインパクト
母:エアグルーヴ
母父:トニービン
価格:3億7800万円

3位のザサンデーフサイチと同じく
名牝エアグルーヴの産駒。

デビュー戦に勝利し、将来が期待されたものの
体質が弱く、そのレースだけで引退。
現在は繁殖牝馬として活動中。

良血が評価されていて
自身の子供も1億を超える金額
取引されています。

5.ダブルアンコール(牝)

ダブルアンコール(2017年産)

父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ
母父:Bertolini
価格:3億7000万円

G1・7勝の名牝ジェンティルドンナの全妹。
バヌーシーでお馴染みのDMMが
高額で落札したことが話題となりました。

栗東の名門・池江泰寿厩舎への
所属が決まっていて、命名したのは
秋元康さんと話題ばかりの1頭。

競走成績でも良い話題を振りまけるのか
注目です。

競走馬の値段! 安い馬でも賞金を稼ぐ馬主思いの馬たち!

出典:https://ja.wikipedia.org

ここまでは高額馬ばかりにスポットを
当ててきましたが、安い馬でも
大活躍することがあるのが
競馬の面白い所。

例えばテイエムオペラオーのセリでの
取引金額は1000万円でしたが、
18億円以上の賞金を稼ぎました。

同じくテイエムの馬ですが
テイエムプリキュアは250万円ほどでしたが
G1に勝利し2億以上を獲得しました。

最近では、モーリスも1000万円程度での
取引価格でしたが10億円以上の
賞金を獲得。さらに種牡馬入りしているので
賞金と合わせてかなりの金額を稼いでいます。

まとめ

今回は、競走馬の金額に関する話題を
ご紹介しました。

デビューできないリスクがあり、
デビューしても活躍しない可能性も
あるのが競走馬。

それを承知で高額の資金をつぎ込むのは

ダービーに勝ちたい!

など、タイトルへの憧れが
1つの理由だと考えられるでしょう。

もちろん大活躍した馬ならば、
引退後に種牡馬としての価値がついて
すぐに馬代はペイできたり、

繁殖牝馬としても子供がセールで
億単位で取引されたりすると
元が取れる可能性もあるので

まったく無謀な投資ではないのですが
庶民には夢のような金額が飛び交う
競走馬のセールの世界。

競走馬の取引金額を調べながら
競馬を見てみると、応援する馬が
変わってくるかもしれませんよ。