タップダンスシチーとは?血統や産駒・過去のレース動画をご紹介!

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遅咲きの名馬と言えば
どの馬を思い浮かべるでしょう?

タップダンスシチーという
馬を知っているでしょうか。

決してこの馬は安定して強かったとか、
素質があったとか
良血というわけではありません。

しかしこの馬の後続を引き離して逃げる
そのレースぶりは無茶のように見えて
幾度もの波乱を演出してきました。

今回はそのような
タップダンスシチーという馬について
解説していきたいと思います!

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タップダンスシチーの成績/戦績は?

出典:http://prc.jp/

まず、タップダンスシチーの
成績/戦績から見ていきたいと思います!

生涯成績 主な勝ち鞍
42戦12勝 ジャパンカップ 宝塚記念 金鯱賞 京都大賞典

1999年、2歳時でのデビューを
考えていましたが、
手綱につまずいて舌を噛み
舌がちぎれそうになるくらいの重症を負います。

そのため翌2000年3月の3歳時にデビュー。

2戦目で勝利をあげますが、
翌年末まで1000万以下を
抜け出すことはない平凡な馬でした。

しかし2002年の初戦、
格上挑戦で日経新春杯に出走すると
6人気でしたが3着に入りました。

そのあと、1000万以下、
1600万以下を連勝して
日経賞でも2着に入ります。

そのあと3戦は負けますが、
朝日チャレンジカップで
5人気ながら1着で悲願の初重賞制覇。

そのあとは京都大賞典、
アルゼンチン共和国杯を連続3着。

G3の京阪杯も5着と負けます。

しかし有馬記念に出走すると
13人気ながら2着に粘りました。

明けて6歳の年になった2003年、
初戦にはOPが選択され7人気ながら
レディパステルに2馬身差をつけての完勝。

続く金鯱賞もツルマルボーイ、
バランスオブゲームなどを抑えて完勝。

本格化の到来となりました。

宝塚記念ではヒシミラクルの3着に敗れますが、
秋初戦の京都大賞典では
ヒシミラクルを抑えて勝利。

そのあと、天皇賞秋には向かわず
ジャパンカップに出走。

レースでは先頭に立ち、
ぐんぐん後続との差を広げて
なんと9馬身差の勝利。

初G1勝利となりました。

続く有馬記念では
2人気に支持されますが8着と惨敗。

明けて2004年、
初戦の金鯱賞では
2.3倍通りの走りでレコードでの勝利。

宝塚記念では
単勝1人気に支持されて勝利。

G1、2勝目になりました。

そのあと凱旋門賞に出走すると
17着と惨敗。

帰国後は有馬記念に出走して、
ゼンノロブロイの2着と粘ります。

2005年、初戦の金鯱賞を勝ち
同一重賞3連覇。

宝塚記念では
1.9倍の1人気になりますが、7着。

秋は天皇賞秋から始動しますが、
9着、ジャパンカップも10着、

最後の有馬記念でも
12着と敗れて最後は
いいところがないまま終わりました。

タップダンスシチーの獲得賞金は?

出典:http://race.sanspo.com/

タップダンスシチーの
獲得賞金はいくらなのでしょうか。

獲得賞金

10億8422万1000円

この獲得賞金は
14位に位置しており、
貴重な10億円ホースとなっています。

逃げ馬では唯一のランクインで
長い間コツコツと稼いだ成果となっています。

タップダンスシチー・伝説のレース動画を紹介!

ではタップダンスシチーが出走した
レース動画をいくつかピックアップして
紹介していきたいと思います。

1.金鯱賞

まず一つ目はタップダンスシチーが
3連覇を達成した金鯱賞。

中でもレコードでの勝利となった
2連覇目の金鯱賞です。

人気はタップダンスシチーが
2.3倍の1人気、
そのあと、ザッツザプレンティや
マグナーテン、アドマイヤグルーヴが続きます。

レースはスタートして
先行集団にタップダンスシチーがつけます。

4角では後続を引き離して先頭に立ち、
最後ブルーイレブンが追い込んできますが、
わずかに頭差逃げ切り2連覇、
しかもサイレンススズカが樹立した
レコードタイムの更新となりました。

2.ジャパンカップ

2つ目はタップダンスシチー初めての
G1勝利となりました、ジャパンカップです。

出走馬は、シンボリクリスエス、
ネオユニヴァース、アンジュガブリエル、
ザッツザプレンティなど
そうそうたるメンバーがそろいました。

その中でタップダンスシチーは
13.8倍の4人気に支持されました。

重馬場開催となった
ジャパンカップを逃げていくタップダンスシチー。

その差は4コーナーで5馬身ほど、
そこから縮まると思われましたが、
逆にぐんぐん差を広げて迫りくる、
ザッツザプレンティなどをしり目に
9馬身差の圧勝劇となりました。

見事な一人旅です。

3.有馬記念

そして最後はタップダンスシチーが
凱旋門賞帰りで出走した
2004年の有馬記念です。

秋古馬3冠を目指すゼンノロブロイが1番人気、
3歳馬コスモバルクが2人気となり、
そのあと3人気にタップダンスシチーがつけます。

陣営はこの有馬記念出走するにあたって
検疫が長引いてしまい、
状態は70%ほどで
後2週間ほしかったと語っていました。

レースはスタート直後から
タップダンスシチーが逃げて、
そのあと2番手にゼンノロブロイがつける展開。

縦長の展開となり、
4角でゼンノロブロイを
2馬身差つけて先頭を走ります。

このまま逃げ切るかと思われましたが
ゼンノロブロイにとらえられてしまい、
わずかに半馬身差の2着に敗れます。

もし状態が万全であったらと
悔やむレース内容になります。

タップダンスシチーの血統は?

出典:http://race.sanspo.com/

タップダンスシチーの父や母、
血統を見ていきます。

プレザントタップ オールダンス

アメリカ血統の馬になります。

したがって登録も〇外登録です。

主な産駒としてデビッドジュニアや
プレミアムタップ、
そしてタップダンスシチーなどがいます。

産駒の特徴として
タップダンスシチーのような
晩成タイプが多いです。

母オールダンスの産駒としては、
タップダンスシチーの
半弟クリプトシチーが3勝を挙げており、
そこそこのレベルは輩出しています。

タップダンスシチーの性格って?

逃げ馬と言えば気性難のイメージがありますが、
タップダンスシチーの性格は
どのようなものなのでしょうか。

タップダンスシチーは気性面に
難しいところがありました。

パドックでも必ず二人引きで
レース前から体力を消耗することが問題でした。

しかし、6歳になり、
気性面がやや解消されてからは
1人引きでも大丈夫になりました。

タップダンスシチーの脚質は?

タップダンスシチーが勝ったレースは
逃げているイメージがありますが、
どのような脚質なのでしょうか。

タップダンスシチーは
当初中団の位置でレースを進めるタイプでした。

しかしそれで
勝利をなかなか上げることができず、
朝日チャレンジカップで勝利を挙げたときに

先行早め抜け出しという戦法を見つけ
以後はそれか逃げる戦法が多くなりました。

タップダンスシチーの騎乗騎手は誰?

出典:http://race.sanspo.com/

タップダンスシチーと言えば
佐藤哲三騎手のイメージがありますが
騎乗した騎手は誰なのでしょうか。

基本的に主戦騎手は
朝日チャレンジカップ以降は佐藤哲三騎手です。

しかしそれまでのなかなか勝てない時期は
様々な騎手が乗り合計で、
11人もの騎手が乗りました。

騎乗騎手

  • 四位洋文
  • 熊沢重文
  • 幸英明
  • 松田大作
  • 中館英二
  • 安藤勝己
  • 川原正一
  • 武豊
  • オリビエペリエ
  • 勝浦正樹
  • 佐藤哲三

タップダンスシチーの馬主は?

出典:https://ja.wikipedia.org/

タップダンスシチーのシチーで有名な馬主。

いったい誰なのでしょうか、
みていきたいと思います。

シチーで有名なタップダンスシチーの馬主は
友駿ホースクラブです。

1口で有名なクラブ馬主です。

タップダンスシチーの時も1口募集が行われました。

主な所有馬

  • タップダンスシチー 

ジャパンカップ 宝塚記念

  • エスポワールシチー

 フェブラリーステークス マイルチャンピオンシップ南部杯 JCD

  • オペラシチー

 目黒記念

  • キョウトシチー

 東京大賞典

タップダンスシチーの産駒は?

引退後種牡馬として
タップダンスシチーの
産駒は活躍しているのでしょうか。

引退後は
ブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬。

シンジゲートは組まれませんでした。

しかし産駒は不振で、
種付頭数も2011年には
1頭と激減してしまいます。

そのため、この年の種付け最後に
種牡馬を引退して去勢手術を受けて
乗馬に転向します。

しかし、気性面から乗馬転向は断念され、
現在は個人牧場で繋養されています。

タップダンスシチーが凱旋門賞に出走?

タップダンスシチー陣営は2004年、
宝塚記念を勝利後、凱旋門賞遠征を決意します。

一度はフランスへの輸送機の故障により
断念しますが、1口馬主の強い意向もあり一転、
凱旋門賞に出走します。

しかしやはり
予想通りに行かなかったこともあり
本番では体調面からか、
17着と惨敗してしまいました。

まとめ

出典:http://gfdb.blog.jp/

今回はタップダンスシチーについて話してきました。

遅咲きの名馬であり、
ジャパンカップでの
9馬身差の圧勝劇は伝説です。

また、外国産馬として唯一の
10億円ホースでもあります。

その実力は5歳以降に重賞7勝と
大器晩成型であることを大いに示しました。

その産駒は活躍はしませんでしたが、
一度消息不明ともなったタップダンスシチーが
今も元気に過ごしているだけで
十分の思いですね。