チューリップ賞とは? 傾向&歴代の脚質・血統を紹介

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名前からして春っぽいチューリップ賞。

ですが可憐な名前のこのレースは
桜花賞出走権をかけた
乙女たちによる熾烈なレースなのです。

1994年に創設されて以降、
桜花賞のトライアル競走として
3歳の牝馬たちにとっては重要なレースと
なっています。

そんなチューリップ賞ですが
過去にどんな馬が勝って来ているのか、
知らないという人もいると思います。

そこで今回は
『チューリップ賞』とは
どんなレースなのか
傾向や血統について
解説していきたいと思います。

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チューリップ賞について発走時間&賞金を紹介!

チューリップ賞は1993年まで
『桜花賞指定オープン』として開催されていた
限定競走が元となっています。

まずは2018年度のレースをご覧ください。

1994年にGⅢに格上げされた事で、
『チューリップ賞』という名称になり
翌年から桜花賞トライアルに指定されています。

ウマ
ウマ

それからさらに24年が経った今
GⅡに昇格したんだ♪

過去の勝ち馬には以下の馬たちがいます。

チューリップ賞・主な勝ち馬
  • エアグルーヴ(1996年/天皇賞(秋))
  • テイエムオーシャン(2001年/桜花賞)
  • スイープトウショウ(2004年/宝塚記念)
  • ウォッカ(2007年/ジャパンC)
  • ブエナビスタ(2009年/ジャパンC)
  • ハープスター(2014年/桜花賞)
  • シンハライト(2016年/優駿牝馬)

なんと名高い名牝ばかり!

特に2007年に当レースを優勝した
ウォッカはこの後
桜花賞→東京優駿へと出走し

64年ぶりのダービー牝馬となった事で
大きな話題となりました。

またチューリップ賞は
桜花賞とコースも距離も同じことから
前哨戦の中では最も
距離適性が求められるレースとなっています。

チューリップ賞の日程はいつ? 発走時間も合わせて紹介

チューリップ賞は
桜花賞に約1ヶ月前である
3月上旬に開催されます。

過去5レースでは以下の通りに
レースが開催されました。

第25回2018年3月3日
第24回2017年3月4日
第23回2016年3月5日
第22回2015年3月7日
第21回2014年3月8日

また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。

2018年度は15時45分に発走されました。

チューリップ賞のコースの特徴は?


出典:http://www.jra.go.jp

チューリップ賞は創設当初より
阪神競馬場にてレースが行われます。

阪神競馬場
  • 所在地:兵庫県宝塚市駒の町1−1
  • コース:右回り

第1回大会は中京競馬場で芝1700m、
第2回大会は京都競馬場で芝1600mと
別の競馬場にてレースが行われていましたが、

第3回大会より阪神競馬場で
レースが開催されています。

チューリップ賞の優勝賞金はいくら?

チューリップ賞は
GⅡレースではありますが
3歳牝馬限定のレースのため、
他のステップアップレースに比べ
賞金は少し低いです。

チューリップ賞レース賞金

1着:5200万円
2着:2100万円
3着:1300万円
4着:780万円
5着:520万円
(2018年度開催)

同じステップアップレースである
金鯱賞は、優勝賞金は6200万円です。

しかし、4歳以上であれば
どの馬でも出走が可能なことから
少し金額が高くなっているようです。

チューリップ賞のレコード・平均タイムを紹介

ではチューリップ賞の記録を
見ていきましょう!

チューリップ賞は第23回(2016年)に
シンハライトが記録した、
1:32.8がレースレコードとなっています。

その時のレースはこちら!

この他、
過去5レースのタイムは以下の通りです。

第25回1:33.4
第24回1:33.2
第23回1:32.8
第22回1:37.7
第21回1:34.3

平均すると1:34.28となっています。

チューリップ賞の傾向は? 騎手や歴代のレースについてご紹介!


出典:http://www.jra.go.jp

ここからはチューリップ賞の傾向を
ご紹介していきたいと思います。

過去のレースを振り返り、
チューリップ賞に強い血統・騎手などいるのか
調べて見ました☆

チューリップ賞の傾向! 脚質や血統によって異なる?

チューリップ賞が開催される
阪神の芝1600mは外回りのコースが使用され

最後の直線も474mと長く、
ゴール前に急坂があるのが特徴です。

そのため、パワーが必要となりますが、
距離が1600mということもあり、
スピードも必要となって来ます。

また、急坂からゴールまでも
多少距離があるため、
差し・追込が有利とされています。

チューリップ賞は逃げ馬が有利?

チューリップ賞では
基本的に速い上がりを使える
差し・追込が優位とされていますが、

パワーと、レースを引っ張れる力を
持つ馬ならば
逃げでも好成績が残せるようです。

実際に過去のチューリップ賞でも
逃げ馬の入賞率が高かったです。

チューリップ賞に強い血統は? 産駒も合わせてご紹介!

チューリップ賞は
1600mと決して長い距離ではありませんが
スタミナを非常に消費します。

特に最後の直線で急坂を駆け上がるので
パワーも絶対的に必要となってくるのです。

スピードも必要ながら
スタミナとパワーが求められるため、
パワー型のノーザンダンサー系が
好調と言えます。

とは言っても今は
ディープインパクト産駒が多い時代。

ディープインパクトは
スピード型の種牡馬なので、
母にサドラーズウェルズ系などの
超パワー型の血統との交配が良いでしょう。

チューリップ賞の得意な騎手っているの?

競馬は馬の力だけでは
勝敗は決まりません。

その馬たちに騎乗する騎手たちによっても
レース展開は大きく変わってきます。

ではチューリップ賞を得意とする騎手は
いるのでしょうか?

過去5年の着順は以下の通りです。

開催年度1着騎手2着騎手3着騎手
2018年(第25回)石橋脩武豊川田将雅
2017年(第24回)ルメール四位洋文武豊
2016年(第23回)池添謙一デムーロ戸崎圭太
2015年(第22回)横山典弘川田将雅岩田康誠
2014年(第21回)川田将雅岩田康誠松山弘平

過去5年のレースを振り返ると
川田将雅騎手の勝率が高いようです。

また、優勝までいかないものの
武豊騎手や岩田康誠騎手も
2着・3着に入賞しています。

この3人が騎乗している馬には
チェックを入れたほうが良いでしょう。

チューリップ賞の枠で有利なのは外枠? 内枠?

馬・騎手と見てきましたが、
枠順も予想するのに重要な要素と言えます。

過去5年の着順を枠別で見てみましょう!

開催年度1着2着3着
2018年(第25回)5枠4枠8枠
2017年(第24回)7枠6枠3枠
2016年(第23回)6枠5枠4枠
2015年(第22回)7枠1枠8枠
2014年(第21回)3枠3枠8枠

こうして見ると、5枠〜8枠が
入賞していますね。

チューリップ賞は
差し・追込の勝率が高いレースです。

差し・追込を得意とする馬は
レースでは馬群の中から後ろらへんに
ポジションをとりますので、

中から外にかけての枠の方が
入賞する率も高いということですね☆

チューリップ賞は荒れる? 歴代のレースを検証!

競馬はギャンブルです。

予想は大変ですが、
レース自体は荒れてくれた方が
良かったりします。

そんなチューリップ賞はどうなのでしょか?

過去5年の着順を人気別で見てみましょう!

開催年度1着2着3着
2018年(第25回)1人気3人気2人気
2017年(第24回)1人気7人気2人気
2016年(第23回)2人気1人気10人気
2015年(第22回)5人気7人気2人気
2014年(第21回)1人気4人気6人気

1番人気の馬がほぼ必ず
3着以内に入賞しています。

ですが、3着以内に
6〜10番人気の馬も必ず入賞していますので
レース展開としては少々荒れるようです。

しかし、1番人気の強さも
お分りいただけたかと思うので、
複勝を買うときには押さえておいたほうが
良いでしょう。

まとめ


出典:https://keibayosouowner.com

いかがでしたでしょうか?

今回はチューリップ賞について
解説していきました。

まとめるとこんな感じです。

チューリップ賞とは
  • 桜花賞のトライアルレース
  • JRA主催のGⅡで芝1600m、
    開催は阪神競馬場
  • スピードの他、スタミナ、パワーも必要
  • 差し・追込が優位
  • ノーザンダンサー系産駒強め
  • 1番人気はほぼ必ず入賞
  • 川田騎手、竹騎手、岩田騎手の
    入賞率高め

ディープインパクト産駒も、
スタミナ型・サドラーズウェルズ系
母を持つ馬であれば
好成績を残せることでしょう。

上記のことを踏まえながら
予想を立てて見るのも良いでしょう。

また、この記事の他に
チューリップ賞の過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。

チューリップ賞の過去10年結果! レース成績の一覧表!

ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。