アドマイヤムーンとは?レース動画や血統&産駒をご紹介!

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「世界が見上げた月」
このキャッチフレーズを
知っていますでしょうか?

このキャッチフレーズは
JRAがアドマイヤムーンにつけたものです。

かっこいいですよね。

そのかっこいいフレーズ通りに
アドマイヤムーンは
世界で活躍して本当に世界が見る月になりました。

そのアドマイヤムーンに
ついて話していこうと思います。

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アドマイヤムーンの成績/戦績は?

まず、アドマイヤムーンの
成績/戦績から見ていきたいと思います!

生涯成績:17戦10勝

主な勝ち鞍:ドバイデューティーフリー、
宝塚記念、ジャパンカップ

 

2005年、7月に函館競馬場で
デビューします。

そしてそのレースで
5人気ながら勝利をあげます。

そのあとはクローバー賞、
札幌2歳ステークスと連勝します。

4戦目で迎えた
ラジオたんぱ杯2歳ステークスでは
1人気に支持されるも
サクラメガワンダーに交わされてしまい
2着に敗れます。

明けて2006年は、
共同通信杯から始動します。

そのレースでは2人気でしたが
見事にフサイチリシャールなどを
破って勝利を挙げます。

皐月賞ステップレースの
弥生賞では見事に優勝して
クラシック最有力馬として
名乗りをあげます。

本番の皐月賞では
メイショウサムソンに敗れてしまい、
4着となります。

ダービーではさらに
7着と敗れてしまい、
ふがいない成績が続きます。

夏には札幌記念に出走して、
見事に勝利を飾ります。

秋は菊花賞ではなく天皇賞秋に出走、
そのレースでは惜しくも3着に敗れます。

そのあとは香港カップに出走、
惜しくも2着となります。

2007年は京都記念から始動、
2人気ながらポップロックを
首差抑えて勝利します。

そしてドバイデューティーフリーに出走、
ダイワメジャーやイングリッシュチャンネル、
リンガリといった強豪を抑えて
見事に勝利を飾ります。

そのあとはクイーンエリザベス2世カップに出走、
しかし3着に敗れます。

帰国後は宝塚記念に向けて
調整を進めます。

見事に勝利を飾り、G1、2勝目となります。
レース後は天皇賞秋に出走、
4か月ぶりながら2人気に支持されますが
6着と敗れます。

そしてジャパンカップに出走、
5人気と人気を下げますが、見事に勝利。

ここで引退します。

 

アドマイヤムーンの獲得賞金は?

G1を3勝したアドマイヤムーンの
獲得賞金についてみていきます。

獲得賞金:7億4046万2000円(日本国内)

4億4726万5000円(日本国外)

 

その獲得賞金は日本国内外合わせて
10億円を超えています。

やはり賞金の高い
ドバイデューティーフリーや
ジャパンカップなどを制したこともあって
かなり賞金は伸びていますね。

アドマイヤムーン・伝説のレース動画を紹介!

アドマイヤムーンのレースの中から
レース動画を3つピックアップして
紹介していきたいと思います。

その3つのレースは、共同通信杯、
ドバイデューティーフリー、ジャパンカップです。

 

1.共同通信杯

まず1つ目はアドマイヤムーンが勝った
共同通信杯です。

京都芝1800m 共同通信杯

 

人気は2歳王者のフサイチリシャールが
2.0倍で1人気、アドマイヤムーンは
2.8倍の2人気に甘んじました。

フサイチリシャールは2番手から、
一方でアドマイヤムーンは
6番手からレースを進めます。

4角を回ると早めに
フサイチリシャールが先頭に立ちます。

その外から馬なりで
アドマイヤムーンが差を詰めてきて、
追い出すと一気に前を行く
フサイチリシャールを差し切って勝利をあげました。

 

2.ドバイデューティーフリー

2つ目はアドマイヤムーンの
初G1勝利となりました
ドバイデューティーフリーです。

メイダン芝1777m ドバイデューティーフリー

日本からはアドマイヤムーンと
ダイワメジャーが出走しました。

ほかにも世界から
ブリーダーズカップターフを勝利した
イングリッシュチャンネルなども出走していました。

アドマイヤムーンはやはり中団から進めます。

ダイワメジャーは3番手からです。

そのまま直線に向くと、
ダイワメジャーが先頭に立ちます。

その外から一気にアドマイヤムーンが
先頭に立つと、リンガリの追撃を抑えて
勝利を飾りました。

 

3.ジャパンカップ

最後はアドマイヤムーンの
引退レースとなりました
ジャパンカップです。

東京芝2400m ジャパンカップ

1人気は天皇賞秋を勝ちました
メイショウサムソンです。

2人気にはダービー馬ウオッカ、
3人気にはインティライミ。

4人気にはポップロックそして
5人気にアドマイヤムーンがつけました。

先頭はチョウサンが奪い、アドマイヤムーンは
5番手といつもより前の位置につけます
そしてメイショウサムソンは9番手、
ウオッカは最後方からのレースです。

4角から直線に向くと、
外からメイショウサムソンが前に並びかけます、
そして最内からアドマイヤムーンが
抜け出して外から迫るポップロック、
メイショウサムソン、
ウオッカをわずかに封じて勝利をあげました。

アドマイヤムーンの血統は?

アドマイヤムーンの父母、
血統を見ていきます。

父:エンドスウィープ

母:マイケイティーズ

 

父のエンドスウィープはアメリカ、
カナダで走った馬です。

種牡馬としては日本で2000年に
繫養されましたが、2002年に急逝してしまったため、
日本ではわずか、3世代しか残っていません。

代表産駒

・スウェプトオーヴァーボード

メトロポリタンハンデキャップ

・スイープトウショウ

秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯

・ラインクラフト

桜花賞、NHKマイルカップ

・アドマイヤムーン

ドバイデューティーフリー、
宝塚記念、ジャパンカップ

 

母のマイケイティーズは
現役時は見出走でしたが、繁殖牝馬としては
アドマイヤムーンなどを輩出しています。

 

アドマイヤムーンの気性って?

アドマイヤムーンの気性は
どのようなものなのでしょうか、
見ていきたいと思います。

アドマイヤムーンは気性的に落ち着いており、
気持ちの面での切り替えも比較的上手な馬でした。

 

アドマイヤムーンの脚質は?

アドマイヤムーンの脚質について
みていこうと思います。

アドマイヤムーンは基本的に後ろから
レースを進めて得意の豪脚で
追い込んできていました。

しかし追い込みしかできないというわけではなく、
引退レースのジャパンカップでは
先行策も見せており、気性は落ち着ているため
いろんなポジションで進めることは出来ました。

 

アドマイヤムーンの騎乗騎手は誰?

アドマイヤムーンの騎乗騎手は誰なのでしょうか、
その鞍上についてみていきたいと思います。

アドマイヤムーンには
合計で3人の騎手が乗っています。

一番長い間乗っていたのは
武豊騎手です。

武豊騎手が宝塚記念では
ポップロックに乗るということもあって
その時は岩田康誠騎手に乗りかわり、
そのあとも岩田康誠騎手が乗ることになります。

 

・本田優(新馬戦からラジオたんぱ杯まで)

・武豊(共同通信杯からクイーンエリザベスまで)

主な勝ち鞍:ドバイデューティーフリー、京都記念

・岩田康誠(宝塚記念からジャパンカップまで)

主な勝ち鞍:宝塚記念、ジャパンカップ

アドマイヤムーンの馬主は?

アドマイヤムーンの馬主について
みていきたいと思います。

アドマイヤムーンの馬主さんは
近藤利一さんで
「アドマイヤ」の冠名でとても有名です。

 

主な所有馬

・アドマイヤコジーン

朝日杯3歳ステークス、安田記念

・アドマイヤドン

朝日杯フューチュリティステークス、
JBCクラシック、フェブラリーステークスなど

・アドマイヤグルーヴ

エリザベス女王杯

・アドマイヤムーン

ドバイデューティーフリー、
宝塚記念、ジャパンカップ

 

 

アドマイヤムーンの産駒は?

アドマイヤムーンの産駒は
活躍しているのでしょうか、
その子供たちについてみていきたいと思います。

アドマイヤムーンは引退後、
ダーレージャパンファームで種牡馬生活を送ります。

初年度は300頭を超える種付希望から
厳選した138頭と種付を行い
翌年には195頭と種付を行います。

そしてその産駒からは
短距離を中心にG1馬が出ていて活躍しています。

主な産駒

・ハクサンムーン

京成杯、アイビスサマーダッシュ

・セイウンコウセイ

高松宮記念

・ファインニードル

高松宮記念

・ムーンクエイク

京王杯スプリングカップ

 

アドマイヤムーンが移籍した?

アドマイヤムーンが移籍した
ニュースはとても有名です。

その移籍金などについてみていきたいと思います。

2007年7月にダーレージャパンファームへの
アドマイヤムーンの移籍が決定となり
話題となりました。

ダーレージャパンファームは
世界のゴドルフィンの傘下兼並行事業に位置しており、
その日本支部みたいなものです。

そのダーレーが日本の馬主資格を獲得したので
日本進出の足掛かりとしてアドマイヤムーンの獲得、
種牡馬まで見込んでの
移籍金40億円というオファーをしました。

 

まとめ

今回は世界の名馬
アドマイヤムーンについてみてきました。

クラシックを戦は勝つことは出来ませんでしたが
その非凡な力は古馬になって
私たちに見せてくれました。

また、ダーレーへの移籍ということで
驚くこともありましたが、
いろんな意味で私たち競馬ファンを
楽しませてくれました。

そのアドマイヤムーンの子供たちも活躍しており、
2018年の高松宮記念では
ファインニードルが短距離路線に名乗りを上げて
これからの活躍にも期待されています。

これからも産駒の活躍に期待しましょう。