日経賞とは? 傾向や歴代レースの脚質&血統を調べてみた!

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春の古馬GⅠ路線に挑むにあたり、
重要なレースとなる『日経賞』。

4歳以上の競走馬が出走でき、
5月に行われる天皇賞(春)の
優先出走権が与えられることから、

春のレースをここから始める馬も
少なくありません。

1953年創設と、
GⅡレースの中でも
歴史を誇る本レースですが、
今までにどんな馬たちが
活躍してきたのでしょうか?

そこで今回は
『日経賞』とはどんなレースなのか
傾向や血統について
解説していきたいと思います。

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日経賞の発走時間&賞金について紹介!

日経賞は1953年に
『日本経済賞』という名称で創設されました。

創設当時は芝3200mのロングレースでしたが
幾度かの変更を重ね、最終的に
中山競馬場、芝2500mのレースとなりました。

1984年から天皇賞(春)の前哨戦に位置付けられ
2004年からは本レース1着の馬に
優先出走権が与えられるようになりました。

日経賞の日程はいつ? 発走時間も合わせて紹介

 

日経賞は前哨戦である天皇賞(春)の
約1ヶ月半前である
3月下旬に開催されます。

まずは2018年度のレースをご覧ください。

過去5レースでは以下の通りに
レースが開催されました。

第66回2018年3月24日
第65回2017年3月25日
第64回2016年3月26日
第63回2015年3月28日
第62回2014年3月29日

また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。

2018年度は15時45分に発走されました。

日経賞の距離は? コース特徴も合わせて紹介


出典:http://www.jra.go.jp

日経賞は創設時は
中山競馬場、芝3200mのレースでしたが
幾度かの変更を経て、今に至っています。

現在は中山競馬場、芝2500mのレースで
天皇賞(春)の前哨戦と位置付けられています。

中山競馬場
  • 所在地:千葉県船橋市古作1-1−1
  • コース:右回り

日経賞は途中距離の変更があったり
開催地が東京や福島になったりと
バラバラでしたが、

第37回大会より中山競馬場での
レース開催が定着しました。

開催地である中山競馬場・芝2500mは
中山競馬場の外回りのコースを使用します。

これは年末のグランプリレースである
『有馬記念』と同い大舞台です。

スタート後すぐにコーナーに差し掛かり
合計で6つのコーナーに入るため、
小回りが得意な馬が有利となります。

日経賞の優勝賞金の金額は?

日経賞はGⅡレースですが
同じGⅡレースや
他のステップアップレースに比べ
賞金は少し高めに設定されています。

日経賞レース賞金

1着:6700万円
2着:2700万円
3着:1700万円
4着:1000万円
5着:670万円
(2018年度開催)

同じステップアップレースである
金鯱賞は、優勝賞金は6200万円です。

優先出走権が与えられる
天皇賞(春)は八大競走の一つで、
GⅠの中でも格式高いレースです。

その前哨戦なので高いのではないでしょうか。

日経賞のレコード・平均タイムを紹介

では日経賞の記録を
見ていきましょう!

日経賞は第63回(2015年)に
アドマイヤデウスが記録した、
2:30.2がレースレコードとなっています。

その時のレースはこちら!

この他、
過去5レースのタイムは以下の通りです。

第66回2:33.9
第65回2:34.0
第64回2:34.1
第63回2:34.1
第62回2:34.3

平均すると1:34.08となっています。

日経賞の傾向は? 騎手や歴代のレースについてご紹介!

出典:http://www.jra.go.jp

ここからは日経の傾向を
ご紹介していきたいと思います。

過去のレースを振り返り、
日経賞に強い血統・騎手、
馬年齢など調べて見ました☆

日経賞の傾向! 脚質や血統によって異なるかを解説

日経賞が開催されている
中山競馬場の2500mは
スタート位置がコーナーの手前で、
コーナー数も6つと多いコースとなっています。

そのため、器用さとスタミナが
重要となりますが、
最後の直線の途中で急坂があるため、
パワーも必須となります。

しかし、その最後の直線も長くないため、
直線を一気に駆け上がるのは至難の技…

いかにロスなく立ち回れるか
日経賞を制するための鍵と言えるでしょう。

日経賞は逃げ馬・先行馬のどちらが有利?

コーナーが多いため、
上記でも紹介した通り、このレースは
いかにロスなく立ち回れるかが
重要となってきます。

また、最後の直線が長くなく、
急坂もあるため、
差しきるのはとても難しいので、

先行馬の方が幾分か有利と言えるでしょう。

日経賞に強い血統はあるの? 産駒も合わせて解説!

日経賞は距離2500mと程よく長く
コーナーが6つ、
最後の直線に急坂があるため、

小回りがきく器用さと、
パワーとスタミナを持ち合わせていること
必要となります。

そんな中山競馬場の巧者血統と呼ばれる
サンデーサイレンス系がとても強く、
過去の着順を見ても
サンデーサイレンス祭りと言えるでしょう。

となると、必然的に
サンデーサイレンス系の馬には
期待大ということですね☆

日経賞に強い馬年齢は何歳?

日経賞は4歳以上の競走馬が出走できる
重賞レースです。

4歳の馬もいれば7歳8歳の馬もいます。

では日経賞に強い馬年齢は
何歳なのでしょうか?

過去5年の着順は以下の通りです。

開催年度1着騎手2着騎手3着騎手
2018年(第25回)5歳4歳7歳
2017年(第24回)4歳4歳6歳
2016年(第23回)5歳5歳5歳
2015年(第22回)4歳7歳7歳
2014年(第21回)6歳6歳6歳

このようにしてみると
5歳馬についで4歳馬の勝率が
高めと言えるでしょう。

また、7歳馬の頑張りも
見え隠れするので、
チェックはしておいた方が良いでしょう。

日経賞の得意な騎手は誰なの?

競馬は馬の力だけでは
勝敗は決まりません。

その馬たちに騎乗する騎手たちによっても
レース展開は大きく変わってきます。

では日経賞を得意とする騎手は
いるのでしょうか?

過去5年の着順は以下の通りです。

開催年度1着騎手2着騎手3着騎手
2018年(第25回)藤岡佑介蛯名正義田辺裕信
2017年(第24回)田辺裕信藤岡佑介岩田康誠
2016年(第23回)吉田隼人福永祐一蛯名正義
2015年(第22回)岩田康誠福永祐一田辺裕信
2014年(第21回)岩田康誠田辺裕信川田将雅

過去5年のレースを振り返ると
岩田騎手の勝率が高いようです。

また、優勝は1回であるものの
田辺騎手もほぼ毎年3位入賞しています。

この2人が騎乗している馬には
チェックを入れたほうが良いでしょう。

日経賞の枠で有利なのはどこ?

馬・騎手と見てきましたが、
枠順も予想するのに重要な要素と言えます。

過去5年の着順を枠別で見てみましょう!

開催年度1着2着3着
2018年(第25回)7枠2枠6枠
2017年(第24回)7枠6枠5枠
2016年(第23回)8枠4枠2枠
2015年(第22回)5枠3枠4枠
2014年(第21回)6枠6枠2枠

こうして見ると、6枠を中心に5枠7枠が
入賞しています。

日経賞は
先行の勝率が高いレースです。

コースが6つあり、
道中がとてごちゃごちゃしやすいです。

そのため。外枠の方が動きやすいところに
ポジショニングができるので
外枠の方が勝率が高いのでしょう。

日経賞は荒れるの? 歴代のレースを検証みた

競馬はギャンブルなので、
馬券を買って楽しんでいる人にとっては
予想は大変ですが
荒れてくれた方が良かったりします。

そんな日経賞はどうなのでしょか?

過去5年の着順を人気別で見てみましょう!

開催年度1着2着3着
2018年(第25回)3人気7人気6人気
2017年(第24回)4人気7人気6人気
2016年(第23回)2人気1人気4人気
2015年(第22回)4人気5人気6人気
2014年(第21回)1人気10人気3人気

日経賞では1番人気の馬がほぼ入賞できず、
4〜7番人気の馬が
入賞している率が高いようです。

ごく稀に人気薄の馬や1番人気の馬が
入賞することもありますが

日経賞は比較的荒れやすいレースであると
言えるでしょう。

まとめ


出典:https://babatenkai.com

いかがでしたでしょうか?

今回は日経賞について解説していきました。

まとめるとこんな感じです。

日経賞とは
  • 天皇賞(春)のトライアルレース
  • JRA主催のGⅡで芝2500m、
    開催は中山競馬場
  • 器用さとスタミナ、パワーも必要
  • 先行が優位
  • サンデーサイレンス産駒強め
  • 少々荒れ気味
  • 田辺騎手、岩田騎手の入賞率高め

中山競馬場は中山巧者血統と呼ばれるほど
サンデーサイレンス産駒が強く
お祭りかというほど
サンデーサイレンス産駒が入賞しています。

上記のことを踏まえながら
予想を立てて見るのも良いでしょう。

また、この記事の他に
日経賞の過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。

日経賞の過去10年のデータ! 結果&動画も合わせてご紹介

ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。