愛犬からのおねだりは可愛くて
つい甘やかしてしまいますよね。
しかし可愛いいからといって、
おやつをあげ過ぎてしまっては
いませんか?
そのついついあげすぎてしまった
おやつが、実は犬の病気の原因に
なる可能性があるんです。
そこで今回は
犬がおやつの食べ過ぎで起こる
病気についてご紹介します。
おやつは食べ過ぎると肥満の原因
になり、肥満になるとさまざまな
病気のリスクが高まります。
そのようなことにならないように
飼い主がしっかりとおやつの管理
をし、愛犬を病気にさせないよう
にしましょうね。
犬がおやつの食べ過ぎで太ると病気の危険が!
犬はおやつを食べ過ぎると太ってしまう
ので、病気のリスクが高まります。
では実際におやつを食べ過ぎて
太ってしまうと、
どのような病気になるのでしょうか?
主に考えられる病気
- 糖尿病
- 心臓病
- 足腰の関節への負担
これらについて詳しくご紹介します。
1.糖尿病
犬の肥満からまず考えられる病気が、
生活習慣病とも言われる糖尿病です。
犬の糖尿病とは、
ホルモンの一種であるインスリン
の働きが悪くなることで、血液中
の糖が多くなってしまう病気です。
インスリンとは膵臓から分泌され、
血液中の糖を細胞内に取り入れる
働きを持つもののことを言います。
何らかの理由でインスリン
の働きが弱まってしまうと、
本来は細胞の中に入るはずの
糖が血液中に残ったままになり、
血液中の糖濃度が高くなって
しまいます。
長期間この高血糖状態が続くと
膵臓の機能が壊され、
インスリンが出なくなることで
「I型糖尿病」を発症します。
また膵臓は保たれているものの、
その他の理由で症状が起こると
「II型糖尿病」とされます。
犬の糖尿病の場合ではI型の発症が
圧倒的に多いと言われています。
犬の糖尿病はおやつや食事の
食べ過ぎが原因になりますが、
犬種によりかかりやすい犬種も
あります。
また
年齢も基礎代謝の落ちる6歳以上
がかかりやすいとされています。
中には先天性の場合もあります。
糖尿病の症状
糖尿病の主な症状は、
- 水を大量に飲む
- 食べる量が増える
- 体重減少
- 体力がなくなる
- おしっこの量や回数が増える
- 腹部がふくれる(肝臓)
- 白内障が見られる
さらに症状が長く続くと、
血中のケトン体が増加することで
糖尿病性ケトアシドーシスという
病気を併発し、その結果さまざま
な障害を引き起こします。
糖尿病の治療は病院や自宅での
インスリン注射がメインですが、
犬の場合は
糖尿病と診断されると、あまり
長く生存することができません。
このような症状が見られたら
早急に動物病院で見てもらう
ようにしましょう。
2.心臓病
犬の肥満は心臓病のリスクも高まります。
おやつや食事での塩分の摂り過ぎが、
心臓に大きな負担をかけ
心臓病へと繋がります。
さらに
心臓の機能が低下しているのにも係らず
塩分を摂り過ぎる食生活を続けていると、
症状が悪化して最悪の場合死に至る
事もある、とても危険な病気です。
また心臓病といってもいろいろな
種類がありますが、犬の代表的な
心臓病は僧帽弁閉鎖不全症です。
これは心臓の左心房と左心室の
間にある僧帽弁という弁の異常
によって引き起こされるもので、
心臓病の90%以上がこの病気
と言われています。
心臓病の症状
心臓病の主な症状は
- ゼーゼーという咳がでる
- 呼吸が荒くなる
- 酷くなると呼吸困難を引き起こす
- 運動や散歩をするのを嫌がる
- 疲れやすい
- 元気がない
- 酸欠で倒れる
- 肺に水が溜まる
などです。
このような症状で気がついた
ときには、すでに手遅れの事
もあります。
またそうでない場合も、
心臓病は完治はできません。
進行を遅らせる治療がメイン
になりますが、それと合わせ
食事などの生活習慣の改善が
大切になります。
早期発見のためにも、
定期的に健康診断を受ける
ことをおすすめします。
3.肥満により足腰の関節に負担がかかる
犬がおやつを食べ過ぎた
ことで肥満になると、
足腰の関節に負担が掛かり、
関節の病気にも繋がります。
走ったり高いところから
飛び降りたりした場合、
体重の負荷に足腰の関節が
負けてしまうのです。
またなかには
肥満の犬をダイエットのためと
急に運動させてしまうことで、
関節に負担をかけ怪我をさせてしまう
という場合もあります。
特に十字靭帯の断裂や膝蓋骨、
股関節の脱臼などがよく見られます。
発症すると犬もとても痛いので、
動くことができなくなり
手術が必要になります。
足腰を痛がる素振りをしていたら、
早めに動物病院に連れて行きましょう。
こちらに犬の肥満の原因について
ご紹介した記事がありますので、
ぜひ合わせてご覧下さいね。
このような病気にならないよう、
おやつ以外にも肥満の原因を知り
予防改善をしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は犬がおやつの食べ過ぎ
で起こる病気についてご紹介
してきました。
おやつをあげすぎることは、
大切な愛犬の健康を害してしまう
ということが分かりましたね。
可愛いからといってついつい
あげすぎてしまうことで、
返って愛犬を苦しめることに
繋がるかもしれないのです。
甘い気持ちをぐっと我慢して、
飼い主が愛犬の健康をしっかり
と守ってあげましょうね。
飼い主がしっかりと健康管理を
してあげることで、
愛犬の長生きにも繋がり
愛犬の幸せにも繋がるのです。
またなかには病気が原因で
肥満になる場合もあります。
生活を変えていないのに
急に太ったなと思ったら、
一度動物病院で見てもらう
ようにしましょう。
こちらに効果的なダイエット方法
をまとめた記事がありますので、
合わせてご紹介しますね。
⇒犬のダイエットを成功させる秘訣!効果的な6つの予防&改善方法
愛犬のダイエットをする際は
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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