うさぎといえば手触りのいい
毛並みが特徴的でもありますが、
病気のせいで皮膚に炎症が出てしまう
ことがあります。
皮膚の病気になると毛が抜けたり
かゆくて搔き壊してしまったりするため、
痛々しい姿になりすぐに
治療してあげたいですが、
治療と同時に病気の原因をきちんと理解し、
対策することも重要です。
そこで今回は、
- うさぎの皮膚の病気の症状
- 皮膚病になる原因
を詳しく解説。
うさぎが皮膚の病気になっても
すぐに対象できるよう、ぜひ最後まで
チェックしてください!
うさぎの病気で皮膚に出る4つの症状から原因を見分けるには?
まずはうさぎが病気になった時の
皮膚の症状ですが、おもに4つあります。
この症状は皮膚の病気の原因によっても
出かたが異なるため、症状から
ある程度の原因も推測することが可能です。
1.皮膚が赤い場合の病気
うさぎの肌は通常ツルツルとした
キレイな状態ですが、
皮膚にポツポツと赤い発疹や
赤くかぶれているようになることがあります。
皮膚が赤い場合に考えられる病気
- 細菌による湿性皮膚炎
- 寄生虫による皮膚炎
細菌や寄生虫が原因の場合は
病院で駆除剤を投与しながら治療します。
2.皮膚のかゆみがある病気
皮膚のかゆみの病気は、
赤くなる症状とセットで発症することが
多くあります。
かゆみがある場合に考えられる病気
- 細菌による湿性皮膚炎
- 寄生虫による皮膚炎
細菌や寄生虫に感染すると、
痒くて搔き壊してしまい
傷がひどくなることもあるので、
すぐに病院へ連れて行きましょう。
3.うさぎの毛が抜ける病気
うさぎは健康時でも毛が抜けますが、
病気になるとごっそりと抜け落ちることも。
毛が抜ける時に考えられる病気
- 細菌による湿性皮膚炎
- 寄生虫による皮膚炎
- カビによる真菌性皮膚炎
- メスの場合は偽妊娠
こちらの毛が抜ける場合も、
細菌や寄生虫の皮膚炎の時に
搔き壊して抜けてしまうことがあります。
また病気ではありませんが、メスが偽妊娠で
巣作りの材料として自分の毛を毟って
しまうこともあります。
巣作りの様子としてわかりやすい
動画がありましたので、ご紹介します。
動画を見ていただくとわかりますが、
偽妊娠の場合でも巣作りに必要な布や
牧草などを集めるほか、自分の毛を毟って
巣の材料としてしまうのです。
4.うさぎの皮膚のしこり
毛が抜けたり痒がってはいないけど
なんだかしこりのようなものがあるという場合、
腫瘍ができていることが考えられます。
腫瘍には良性と悪性のものがあり、
病院で検査が必要です。
搔き壊した部分に
しこりのようなものがある場合は、
皮膚の下で膿がたまっていることも。
腫瘍の場合は早期発見が
完治のカギでもあるので、
早めに病院で診察を受けてくださいね。
うさぎの病気で皮膚に症状が出るその他の3つの原因とは
ここまでうさぎが皮膚の病気の時の
症状や原因について解説してきましたが、
これ以外にも原因になることは多くあります。
これから紹介する原因が当てはまる場合は、
すぐに飼育環境の見直しを行ってください。
1.足や爪で引っかいて細菌が感染して病気になる
うさぎが移動する時は足を使いますが、
この足や爪に着いた細菌が原因で
皮膚の病気を発症することがあります。
例えばうさぎを外で散歩させた時に
地面を歩いた足や爪で体を搔いてしまい、
そのまま感染してしまうことも。
足からの感染の場合は、体以外に
足にも症状が出ているので、
よくチェックしてみてくださいね。
また足で搔いている時に目を傷つけて
しまうことで、目の病気になることもあります。
目の病気は失明の可能性もあるので、
すぐに対処してあげましょう。
2.不衛生な飼育環境でダニやカビが発生して病気になる
トイレやケージなどは、
うさぎが生活するうえで
どんどん汚れていきます。
そのままにしておくとダニやカビが発生し、
その影響で免疫力が落ちて皮膚の病気以外にも
健康なら発症しない病気にまで
感染してしまいます。
本来うさぎはキレイ好きな動物なため、
トイレが汚れてくると他の場所に
排泄することもあるので、こまめに掃除を
してあげましょう。
またケージをキレイにするのはもちろん、
うさぎが遊ぶ部屋も
清潔にしてあげることが重要です。
3.病気はストレスが原因であることも多い!
病気になる原因は細菌や寄生虫に
感染することがほとんどですが、
中にはストレスが原因で発症することも。
ストレスは免疫力も下げてしまうため
病気にもかかりやすくなります。
例えば飼い主とのスキンシップが少なかったり
飼育環境が劣悪だったりするなど、
ストレスになる要因はどこにでもあります。
普段のお世話の中で、うさぎが何にストレスを
感じているのか理解して対処してあげましょう。
まとめ
今回はうさぎの病気の中でも
皮膚に関するものについて紹介しました。
今回の記事のポイント
- うさぎの皮膚の病気はおもに細菌やダニ、ノミが原因
- 足や爪で引っ掻くことで感染することもある
- 飼育環境は常に清潔に保つこと!
- ストレスも病気の原因になる
うさぎは大人しく飼いやすいですが、
ストレスに弱い面を持ち合わせています。
ストレスで免疫力が下がると病気にも
かかりやすくなるので、ケージを清潔に保ち
ストレスを感じない飼育環境作りをしましょう。
またうさぎの病気の中には、
腫瘍ができてしまう病気もあります。
今回の記事を参考に、
皮膚の状態や病気のサインを
しっかりと見逃さないようにしましょう!
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