うさぎは大人しく、
めったなことでは鳴かない動物です。
ですがそんなうさぎでも、
仕草で気持ちを飼い主に
訴えることがあります。
そのひとつにかじる行為がありますが、
かじる用のおもちゃをケージ内に入れても、
トイレなどの飼育用品を
かじってしまうことがあります。
かじっても大丈夫なものなら
安心ですが、
プラスチック製品などは
かけらを食べてしまうこともあり、
命にかかわる場合もあります。
うさぎがトイレをかじる時
どんな気持ちなのか
気になりますよね。
今回はそんなうさぎの気持ちと
かじられないための対策について
詳しく解説していきたいと思います。
うさぎがトイレをかじる時の5つの気持ち
うさぎは色々なものをかじりますが、
ケージ内にある餌入れやトイレなどは
特にかじられる対象になりがちです。
はじめてうさぎを飼う人などは、
なぜかじっているのか
うさぎの気持ちがなかなか
わかりづらいこともあります。
次の章からは、
うさぎがトイレをかじる時の
5つの気持ちについて
解説していきたいと思います。
1.遊んでいる
まず1つめに考えられる気持ちとして、
うさぎが遊んで
かじっている場合があります。
ケージ内にうさぎが遊べるおもちゃが無く、
退屈している場合、
トイレや餌入れなどかじれるものを
おもちゃとして遊ぶことがあります。
特にプラスチック製や木製のものは
うさぎにとってもかじりやすく、
おもちゃになりやすいので
注意が必要です。
2.習性
こちらの動画は、
かごをかじるうさぎの様子を
撮影したものです。
2つめにうさぎの習性で
かじることがあります。
うさぎはもともと
かじる習性のある動物で、
木製のかじり木や牧草を固めたものなどを
ケージ内に用意してあげるのが一般的です。
ですがその他にもかじりやすいものがあれば
なんでもかじってしまい、
トイレもかじる対象になることもあります。
3.歯を削って調節している
うさぎは生涯歯が伸び続ける
「常生歯」を持つ動物で、
1週間に2mmずつ伸びていきます。
そのため歯が伸びすぎないように
硬いものをかじって歯を削るのですが、
トイレがその対象に
なっている可能性があります。
4.かまってほしい
うさぎの気持ち4つめに、
飼い主にかまってほしい気持ちを、
トイレをかじって
アピールしている場合があります。
飼い主とのスキンシップが少なかったり、
ケージの外で遊ぶ時間が少ないなど、
もっとかまってほしいときに
トイレをかじってアピールするのです。
ですがスキンシップの時間が充分なのに
このかじる行為を見てケージから出すと、
かじればケージから出してもらえると学習し
いつでもトイレを
かじってしまうようになるので
きちっとした対策が必要です。
5.怒っている
うさぎの気持ち5つめに、
怒っていることがあります。
うさぎが飼い主やケージ内の環境、
エサなどが気に入らずに怒っている場合も、
トイレに当たってかじることがあります。
かじられないようにするには
うさぎの怒りの原因を
取り除いてあげることが大切です。
毎日のお世話の中で
何に怒っているのかよく見極めて
対処してあげるようにしましょう。
うさぎがトイレをかじることで引き起こされるトラブルとは
ここまでトイレをかじるときの
うさぎの気持ち5つを紹介してきました。
では実際にうさぎがトイレをかじると、
どんなトラブルがあるのでしょうか。
例えばプラスチック製のトイレの場合、
うさぎがかじることにより破損し、
破片を飲み込んでしまう危険もあります。
そのままフンと一緒に
破片が出ることもありますが、
そのまま体の中に残り続け、
餌が食べられなくなり死んでしまうことも。
もし破片を飲み込んでしまったら、
手遅れになる前に
すぐに病院へ連れていきましょう。
うさぎがトイレをかじるのをやめさせる3つの対処法
うさぎがトイレをかじる行為は、
プラスチックの誤飲の可能性もあり
大変危険です。
できればかじるをやめさせたいですが、
実際にはどうやってやめさせるのが
いいのでしょうか。
次の章からは、
うさぎがトイレをかじるのをやめさせる
対処法3つを紹介していきましょう。
1.コミュニケーションをとる
1つめの対処法に、
うさぎとのコミュニケーションを
とることが挙げられます。
ケージの外で遊ばせたり、
飼い主とのスキンシップが少ないと、
コミュニケーション不足によるストレスで
トイレをかじることがあります。
このコミュニケーション不足を
解消するためにも、
1日に30分以上はケージから出し、
うさぎとしっかりと
スキンシップをとるようにしましょう。
2.無視する
コミュニケーションも
しっかりと取っているのに場合、
かまってほしくて
トイレをかじることがあります。
かまってほしくてかじっている場合に
ケージから出してしまうと、
かじれば出してもらえると
覚えてしまいます。
この場合は決してかまわず、
無視するようにしましょう。
3.叱る
3つめに叱るという
対処法があります。
どうしてもかじる行為を止めない時は、
手を叩いたり床を叩くなどして
大きな音をだしてます。
うさぎの目を見つめながら、
低い声で叱るようにしましょう。
この時に決してうさぎを叩いたり、
耳を掴むなどの行為をしてはいけません。
また叱るときは、
うさぎの名前を呼ぶのもいけません。
褒められているときも叱られるときも
名前を呼んでしまうと、
どちらなのかうさぎが
混乱することがあります。
褒めるときとは声の高さや
口調を変えて叱るのがポイントです。
もしどうしてもかじるのをやめない場合、
トイレの素材自体を変えるのも
一つの手です。
まとめ
うさぎがトイレをかじる原因と、
3つの対処法について
紹介してきました。
うさぎがトイレをかじるのは、
自分の気持ちを
飼い主に伝えるための手段でもあり、
しっかりとくみ取ってあげる必要があります。
またプラスチック製の場合は
破片を飲み込んでしまう
事故が発生することもあり、
充分に注意する必要があります。
うさぎはトイレをかじる以外にも、
イライラしてしまってトイレをひっくり
返してしまうこともあります。
さらにトイレのしつけの
成功率をあげるには、
覚えさせるタイミングが重要です。
トイレをかじるのをやめさせるには、
うさぎの気持ちに合わせて
対処する必要があります。
うさぎの気持ちが理解できるように
普段のお世話の中で
しっかりと行動を観察してみてくださいね。
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