あなたは「うさぎは水が苦手だから
シャンプーしてはいけない」という話を
聞いたことがあるでしょうか?
実はこれは迷信であって、本当はうさぎも
シャンプーして問題ないんです!
ですが水が嫌いなのは事実なので
正しい認識がないとうさぎに大きな
ストレスを与えかねないので注意が必要です。
ということで今回は、うさぎをお風呂で
シャンプーしてあげる際の注意点や
適切なタイミングをご紹介いたします♪
愛兎の汚れが気になるけど不安という方は
是非最後までご一読ください^^
「うさぎをお風呂でシャンプーしてはいけない」は迷信
冒頭でもあったように、かつては「うさぎは
水が嫌いで、水に入れると死んでしまう」と
言われていることが多かったようです。
しかしこれは、水が苦手という習性が
脚色されてしまっただけの迷信であって、
シャンプーが絶対にいけないわけでは
ないのでご安心ください。
ただし、うさぎは皮膚が薄いため衝撃や
寒暖に弱いという点やストレスを感じやすい
動物であることから、問題ないといっても
充分な注意は必要になってくるんですよ!
うさぎをお風呂でシャンプーする場合の4つの注意点
注意が必要といっても具体的にどういった点を
気にしないといけないのか、というと
次のような4つの注意点が挙げられます。
1.事前に良くブラッシングしておく
うさぎの毛の表面や隙間にはゴミなどが
ついていたり毛同士が絡まっているので
事前にブラッシングをしておきましょう。
ブラッシングを怠ってしまうと、
綺麗になりにくいだけでなく乾きにくくなる
ため、それが原因で皮膚病になることも…
なので事前のブラッシングは念入りに
忘れずに行うように注意しましょう。
もちろんお尻だけ洗うという場合でも、
その部分をブラッシングしてあげて下さいね。
2.耳にお湯が入らないようにする
うさぎにとって「第2の心臓」と言われる
耳にとにかく水が入らないように細心の
注意を払いましょう…!
水が誤って入ってしまうと中耳炎の
原因になったり神経障害につながるため
取り返しのつかない事態になります。
なので耳や顔には水を付けないようにし、
最後に濡れたタオルで軽く優しく拭いてあげる
程度で充分です。
3.お風呂の温度はうさぎの体温より1~2度高め
お湯は冷たすぎては体を冷やして風邪を
ひかせてしまいますし、熱すぎては
皮膚が薄いためすぐに火傷をしてしまいます。
適温とされているのは、うさぎの体温である
38℃よりも1~2℃高いお湯です。
ちなみにシャワーだとうさぎが恐がって
しまう可能性がありますので、
洗面器や手のひらにお湯をすくって
優しくそっとかけてあげましょう。
4.お風呂で暴れることもあるので大きな音を出したり脅かさない
前項で触れたように、シャワーの音でも
驚きかねないほどうさぎは臆病なので
風呂場で大きな音を出してはいけません。
ただでさえ恐い大きな音が、お風呂場では
反響してさらに驚いて暴れてしまいますので
決して大きな音を出したり脅かさないように
注意をしましょうね。
こちらの動画の子はとっても大人しい子で
暴れることなくシャンプーを受けているので
シャンプーの仕方を参考にしたいですね…↓
以上が注意すべき大きな3つのポイント
でしたが、これが守られるからといって
頻繁にシャンプーをしてはいけません!
実はシャンプーをするべきタイミング
というのもあるのでそれも見ていきましょう。
うさぎをお風呂でシャンプーする3つのタイミング
シャンプーしても問題ないとはいえ、
やはりうさぎにとって体を濡らされるという
シャンプーはストレスになってしまいます。
なので、必要最低限のシャンプーに
留めておくこともうさぎのためです。
以下のようなタイミング以外にも
頻繁に洗ってしまうとかえって
体を壊してしまう原因になりますので
グッと我慢をしましょう!
1.おしっこを飛ばして汚れた時
個体差や環境にもよりますが、
縄張り意識の強い子の場合はおしっこを
飛ばしてにおいをつけて縄張りや優位性を
示すという子もいます。
そんな時はうさぎの体も汚れてしまうことが
多いですので、においも気になりますし
シャンプーしてあげたほうが良いでしょう。
2.フンがついて汚れた時
うさぎがついフンを踏んでしまったり
上手に毛繕いができていない時など、
フンがお尻に付着したまま汚れている時は
放置せずにシャンプーした方が良いです。
そのままにしてしまうと、今度は皮膚病に
なってしまったり恐ろしいハエウジ症という
死に至らしめるほどの病気の温床に
なりかねませんので注意しましょう…!
他にも下痢気味の子はお尻にフンがついて
汚れていると思われますのでお尻まわり
だけでもシャンプーしてあげましょうね。
3.皮膚の病気の治療で獣医師からお風呂の指示が出たとき
うさぎの皮膚は非常に弱いので様々な
病気に罹ってしまうこともあります。
病気によっては獣医師さんから
治療のためにお風呂に入れるよう指示を
受けることもあり得ます。
そういった時はちゃんと指示に従って
適切な方法、適切な頻度でシャンプーを
してあげましょうね。
まとめ
ということで、今回はうさぎをお風呂で
シャンプーしてあげることについて
その真偽と適切な方法をご紹介しましたが
参考になりましたでしょうか?
最後にもう一つ注意点を挙げるとしたら、
シャンプー後はタオルドライ+ドライヤーで
しっかりと被毛と皮膚を乾かすことです。
湿ったままだとその部分で菌が繁殖して
皮膚病の原因となりますので
最後までしっかりチェックしましょうね!
ということで以下が今回の注意点を踏まえた
簡単なシャンプーの流れになります^^
- 事前によくブラッシングする。
- うさぎの体温の38℃より1~2℃高い
お湯を用意する。 - 洗面器や手でお湯を静かにかけてあげる。
- うさぎ専用のシャンプー剤をつけて
マッサージするように洗う。 - お湯を替えながら
しっかりシャンプーを洗い流す。 - タオルドライ→弱めのドライヤーで
乾かす。
うさぎは元々キレイ好きな生き物なので、
普段からグルーミングで体を清潔にしていて
そこまでシャンプーの心配はいりません。
なのでグルーミングで落ちない汚れが
ついてしまった時や病気でない限りは
過保護にシャンプーしないようにするのも
愛情の1つといえます。
今後もあなたの大事なうさぎさんが
健康的で清潔な体に保つために
少しでもお力になれたなら幸いです♪
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