トイプードルは日本で1番人気の
小型犬です。
くりくりの被毛が愛らしく、お迎えを
検討している方も多いでしょう。
お迎えするにあたって気になるのが、
「値段」ですよね。
同じ犬種でも値段が違うことが
ありますが、どういう条件が
あるのか気になりますよね。
特に条件がないのであれば、
なるべく安く購入したいものです。
そこで、この記事ではトイプードルの
値段の相場や、値段に差が出る条件などを
詳しく紹介します。
トイプードルの値段の相場はどれくらい？
トイプードルは日本での
登録数がNO.1の、人気犬種です。
そんなトイプードルの
価格相場は、15~30万円です。
同じ小型犬である、シーズーやマルチーズの
価格相場は5~20万円であることから、
トイプードルの値段は小型犬の
中では高めです。
それでも人気がありすぐに売れて
しまうため、トイプードルの値段は
下がりにくいことも特徴です。
トイプードルの値段は、カラーや
顔などによって異なります。
どのような条件で値段が変わっていくのか、
詳しく見ていきましょう。
トイプードルの値段は色によって大違い！人気色別に相場を紹介
トイプードルはホワイト、ブラック、
ブラウンが原色ですが、JKCに認定
されているカラーだけでも
11種類存在しています。
珍しいカラーになるほど価格は
高くなります。
それでは、カラー別の値段相場を
見ていきましょう。
| カラー | 値段 |
| レッド・ アプリコット | 20~30万 |
| ブラック | 15~25万 |
| シルバー・グレー | 20~30万 |
| ホワイト | 15~25万 |
| クリーム | 20~30万 |
| ブラウン | 20~30万 |
定番のホワイトやブラックは、
比較的価格がリーズナブルです。
トイプードルのカラーでも、シルバーや
グレーは珍しいので、価格は高くなります。
シルバーについての価格は詳しく決まって
おらず、個体に応じて値段が付きますが、
決して安くはありません。
トイプードルの値段の差！高い安いは色で変わるの？
トイプードルの値段を決める要素の一つは、
カラーです。
人気のカラーや珍しいカラーになると、
通常の値段より5~10万ほど高くなる
傾向にあります。
人気のカラーとしては、レッドに
一番高値が付けられています。
また、珍しいカラーとしてはシルバーや
グレー、ブルー系が高くなります。
最もリーズナブルな値段は、
定番色であるホワイトやブラックです。
色以外にも！トイプードルの値段に関わる要素とは
トイプードルの値段を決める条件は、
カラー以外にもあります。
ここでは、値段が変わる条件を
詳しく紹介します。
①種類
トイプードルには、スタンダードプードルを
元祖に、大きさ別に数種類が存在します。
サイズの大きい順から
- スタンダードプードル
- ミディアムプードル
- ミニチュアプードル
- トイプードル
この4種類が、FCI(国際家畜連盟）に
認定されています。
一番高額なのはスタンダードプードルで、
35~45万と非常に高値です。
次いでミニチュアプードル、トイプードル、
ミディアムプードルとなります。
プードル種は全体的に価格が
高めなことが分かります。
プードルの元祖、
スタンダードプードルの
動画を見つけました。
トイプードルに比べると、
非常に大柄で驚きます。
顔や被毛の感じなどは、トイプードルと
あまり変わりはありませんね。
②年齢
皆さんは成犬と子犬ならば、
どちらをお迎えしますか？
どうせお迎えするなら子犬から、
という方が多いと思います。
子犬のほうが圧倒的に人気が高いため、
ペットショップなどでは子犬を
販売しています。
人気のある子犬のほうが、成犬よりも
価格は高くなります。
ただし、子犬を販売・展示するのは
生後56日を過ぎてからと、動物愛護法で
定められています。
それ以前に販売されている場合、
違法になりますので注意が必要です。
③オス・メスの性別
性別はトイプードルに限ったことでは
ありませんが、基本的にオスよりも
メスのほうが5万~ほど価格が高く
なります。
メスが高い理由としては
- 繁殖ができる
- 性格が穏やか
- 体系が小柄
であることなどです。
特にトイプードルは、小さな子が欲しい
という方が多いため、メスのほうが
人気があります。
④血統の有無
血統書のあるトイプードルは、必然的に
値段も高くなります。
また、親がチャンピオン犬である、
先祖から良い血筋である場合、100万円を
超える価格になる場合もあります。
こちらがドッグショーの様子です。
このようにして、たくさんのトイプードル
の中からチャンピオンが決まります。
チャンピオン犬の直子は、
非常に高額になります。
⑤見た目
価格を決めるうえでは、
見た目も重要です。
見るからに可愛い！という子は、
人気が出るため価格が高くなります。
価格が高くなる項目は、小柄である
ことやマズルが小さいことです。
このような子は人気があるため、
価格も高めに設定されます。
ただし、なかには食事量を減らして
小さく見せようという
悪徳業者も存在します。
特にブリーダーから購入する場合は、
このような業者に騙されないよう、
注意が必要です。
トイプードルの可愛い顔には、
どのような条件があるのでしょう。
⇒トイプードルの顔の選び方！顔バリでイメチェンできる人気スタイル
この記事では、顔の選び方や、イメチェン
できるスタイル法などを詳しく
解説しています。
⑥毛の状態
くりくりの被毛が特徴のトイプードルは、
被毛の状態も価格を決める条件に
含まれます。
毛量が多く、毛質がしなやかな子は、
価格が高くなります。
これは、様々なカットを楽しむ
ことができるためです。
特にカットにこだわりがない方は、
被毛での価格は気にする必要ありません。
⑦健康状態
価格を決めるうえで、
健康状態は欠かせません。
健康的な子犬ならば問題はありませんが、
子犬はまだ体が弱いため、すぐに
体調を崩してしまいがちです。
ペットショップの中には、このくらいならば
早く売ってしまったほうが良いと、
疾患を隠して販売する業者も存在します。
また、トイプードルは遺伝的疾患が
多い犬種です。
価格が極端に安い場合には、健康状態に
何らかのトラブルがある可能性が
高いと言えます。
お迎えする場合は、健康状態を細かく
チェックしたうえで購入しましょう。
安い値段が付くトイプードルにはどんな理由がある？
トイプードルが価格相場よりかなり安く
販売されている場合には、何らかの
問題がある場合がほとんどです。
安いことは良いことですが、
購入してから疾患があったと
なっては困りものです。
ここでは、値段が極端に安い場合に
考えられるトラブルを紹介します。
１. ミスカラーのため
トイプードルは、単色のみを
正式なトイプードルと認めています。
500円玉サイズ以上の他カラーが
混ざっている場合は、「ミスカラー」
と言われ、価格が下がります。
ミスカラーは健康状態には問題がないため、
ドッグショーや交配を目的としない
場合には、特に問題はありません。
そのため、ミスカラーの子をお迎えしても、
単色でないだけの問題です。
ただし、ミスカラーをレアカラーと偽り
販売する悪徳業者も存在するため、
注意が必要です。
２. 毛量が少ない
トイプードルは様々なスタイルの
カットを楽しめるという特徴が
あります。
そのため、毛量は大切です。
毛量が少ない子は、カットのスタイルに
影響が出るため、価格が安くなります。
毛量の多い少ないも、健康状態に問題は
ないので、特にカットを楽しみたいと
考えていない方には、毛量が少なくても
問題はありません。
３. 臍ヘルニアのため
「臍ヘルニア」だと、
「でべそ」になります。
でべそだと、見栄えが悪いため、
価格が安くなります。
臍ヘルニアは、成長と共に治る子も
いますが、多くの場合は外科的手術が
必要になります。
４. 体が大きくなっている
トイプードルは、プードルの中でも
体が小さいことが特徴ですので、
「小さい子」が人気です。
ある程度育ってしまうと売れなく
なってくるため、売れ残りを
避けるためにも値段が下がります。
５. アンダーショットのため
アンダーショットとは、噛み合わせの
ことです。
口を閉じたときに下の歯が出ていることを
「アンダーショット」と呼びます。
また、上の歯が出ていることを
「オーバーショット（出っ歯）」
と呼びます。
噛み合わせの問題や見た目の問題から、
価格が下がります。
しかし、アンダーショットは健康状態に
問題はないため、気にしないという方は
購入しても心配はありません。
一年の中で安い時期はある？
一年の中でトイプードルの値段が
安くなる時期は、残念ながらありません。
真冬であっても、真夏であっても
値段は同じです。
ただ、生後2カ月頃までが値段のピークで、
生後4カ月以降は体も大きく成長するため
安くなる傾向にはあります。
トイプードルの入手場所による値段相場＆内容の違い
トイプードルをお迎えする場所は、
ペットショップ、ブリーダー、里親が
メインになります。
この3カ所で、一番安く購入できる
場所はどこなのでしょう。
| ペット ショップ | ブリーダー | 里親 |
| 16~28万 | 20~30万 | 個体による |
ブリーダーは、比較的良質な
血統の子を販売しています。
ペットショップは、たまにセールを
行うため、生体全体の価格が下がる
ことがあります。
里親はその個体や、譲渡する側の価格設定が
異なるため価格にばらつきがあります。
ここからは、それぞれの値段や内容の
違いを、詳しく見ていきましょう。
ペットショップ
ペットショップは、常に様々な犬種の
子犬が揃っており、時折セールを
開催することがあります。
セールになると、犬種や健康状態
問わず価格が安くなるため非常に
お得です。
通常ペットショップのトイプードルの
価格相場は21万円程です。
ペットショップではトイプードルに
合った飼育用品を店員さんと一緒に
選ぶことができます。
ほかにも、ペット保険の紹介、
場所によっては動物病院が
併設されている場合もあります。
欠点は、欲しい毛色やお好みの子を
選ぶことができない点です。
特にこだわりがなく、とにかく
トイプードルが欲しい！という方に
適しています。
ブリーダー
ブリーダーは、その犬種のプロです。
そのため、トイプードルのブリーダー
ならば、トイプードルの特徴や性質などを
詳しく教えてくれます。
また、引き取るギリギリまで親兄弟と
過ごしているため、心身ともに
良い状態でお迎えできます。
引き取り後のアフターサービスを
受けることができるのも嬉しい限りです。
また、良い血統の子が欲しいという方や
レアカラー狙いの方にも、ブリーダーが
おすすめです。
ブリーダーの価格相場は、
29万円ほどになります。
ブリーダーの欠点は、不衛生な環境で
飼育していたり、ミスカラーをレアカラーと
偽って販売するような悪徳業者が
存在することです。
騙されないよう、何度か見学に行き
飼育環境やブリーダーの人柄などを
観察しましょう。
里親
里親は、前の飼い主さんが高齢や病気などの
理由で愛犬を飼えなくなってしまった
方から、譲り受ける制度です。
価格は、前の飼い主さんによりますので
数字は出せませんが、安いことは確実です。
里親は、殺処分になってしまうような
ワンちゃんをお迎えするわけですから、
命を救うことにもなります。
しかし、成犬であることや、高齢犬の
可能性、病気を持っている可能性などが
あります。
病気の場合は、お迎えしてからの
医療費を負担することになります。
また、飼育放棄などでしつけができて
いない場合や、人間に攻撃的な子も
中にはいるでしょう。
里親からお迎えするには、自分がどこまで
飼育できるのか、前の飼育状況や飼い主さん
との情報交換をしっかりと行うことが
大切です。
まとめ
トイプードルは、とても可愛らしい
ワンちゃんで、日本で人気NO.1の犬種です。
そんなトイプードルの「価格」に関する
特徴は、以下の通りです。
- 価格相場は15~30万
- 毛色で値段が変わる
- 毛色以外にも顔や
年齢で値段は変わる - ヘルニアやミスカラー
は値段が下がる - 1年で安い時期はない
- 購入はブリーダーが
おすすめ - ブリーダーにも
欠点はある
人気の高いトイプードルは値段が高めです。
また、毛色や見た目、性別などで値段は
上がり、ミスカラーや毛量などで値段は
下がります。
トイプードルの購入をペットショップ、
ブリーダー、里親で比較すると、
一番おすすなのはブリーダーです。
しかし、そんなブリーダーも悪徳業者が
いるなど欠点があるため、注意も必要です。
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